トニー・ホークがキャリア2度目の大怪我
1999 年に開催されたXゲームのハーフパイプで史上初めて900(2回点半)を成功させ、その名を世界に轟かせた、バードマンの異名を持つ伝説のスケートボーダー、トニー・ホーク(53)。
2021年に開催された東京オリンピックに来場して、日本のファンを驚かせたことも記憶に新しいトニーが、大腿骨を骨折してキャリア最大の危機を迎えていることをインスタグラムで発表した。
スケボーは怪我がつきものだが、これまでトニーは約20年前に肘を骨折したくらいしか大きな怪我を経験してこなかった。しかし今回、大腿骨骨折という大怪我に見舞われ、「昨日は最悪でした。20年前に肘を骨折して、なんとか完全復活したのですが、今回の大腿骨骨折の回復は、その深刻さ(と年齢)から、もっと大変なことになりそうです」と少し意気消沈していたが、「しかし、私は挑戦を受けて立ちます」とコメントしており、前向きなよう。
トニーは早速、松葉杖を使って歩く練習をスタート。しっかりと一歩一歩歩いてリハビリをする様子や、1人で立っている姿を公開。そして「何度も言ってきたが、私は肉体的に無理になるまでスケートをやめない。今回の足の骨折は、その信条を試す最大の試練になるだろう。私は戻ってきます。最高の状態には戻れないかもしれないが、どちらにしろ、何年か前に“中年”に近づくにつれ、その考えは諦めていましたから。私の不屈の支持者であり寛容な家族、そして皆さん、長年にわたる愛とサポートに感謝します。また、向こう側で会おう」と、再びスケートボードに乗る日に向けて歩き出していると明かした。
ちなみにトニーが大腿骨を骨折したのは、自身の人生とキャリアを描いたドキュメンタリー『Until The Wheels Fall Off』の予告編の公開前日。トニーはそのことにも触れており「私の人生とキャリアを描いたサム・ジョーンズ監督のドキュメンタリー『Until The Wheels Fall Off』の予告編がHBOから公開される前夜に、こんなことが起こるなんて、奇妙な皮肉ですね」とコメントした。(フロントロウ編集)