実写版ミュージカルの『リトル・マーメイド』
ディズニーによる実写版『リトル・マーメイド』でアースラを演じるコメディ俳優のメリッサ・マッカーシーが、2022年の放送映画批評家協会賞の授賞式に参加。レッドカーペットでのインタビューで、『リトル・マーメイド』の撮影中に驚いたということを明かした。
本作はミュージカル映画であり、主演は、姉妹デュオであるクロイ&ハリーのハリー・ベイリー。彼女はの歌声は、2018年のグラミー賞新人賞にノミネートされただけあり、喉のウォーミングアップで出した歌声すら、トリトン王を演じるハビエル・バルデムが「僕ならあれをするのに5年はかかる」と絶賛したほど。
そんなハリーが演じるアリエルと対をなす悪役アースラを演じることには、歌の技術の面でプレッシャーがかかったと想像できるが、メリッサによると、役の準備中には“自分の実力”に驚いたという。
「私は歌手ではないですが、アースラの準備をしている時に、じつは私は自分の声をコントロールできるのだと、とても驚いたんです」
コメディ俳優として人気のメリッサがアースラ役に決まった時には納得の声があがったが、ミュージカルにおける彼女の実力は未知数だったと言える。しかしこの発言を聞くかぎり、期待して良さそう!
そんなメリッサだが、これを機に音楽でのキャリアを狙うつもりはないそうで、「今いる(俳優の)道で良い!」と、自身のキャリアに誇りを見せた。
シンガーのリゾもオーディションを受けていた
アースラ役は、メリッサと同じくらい“ぴったりだったはず”と言われる人物もオーディションを受けていた。
それはシンガーのリゾ。
リゾは、オーディションの後にメリッサと対面を果たしたことを米Varietyで明かしており、メリッサは「なんで私がこの役に受かったの!?」と反応していたという。
ちなみに、リゾの本名はメリッサ・ヴィヴィアン・ジェファーソンで、初対面した際には、「彼女は『ハイ、メリッサです』と言って、私は『ハイ、メリッサです。そして私もアースラのオーディションも受けました』という感じでした」といった会話を繰り広げたそう。
さらにメリッサは、娘を連れていたそうで、その子の名前はヴィヴィアン! 「私は、『やめてよ!私の名前はメリッサ・ヴィヴィアンなんです』となって。お互いを見て、“何が起こってるの?”という感じでした」とのこと。
(フロントロウ編集部)