中学時代は麻薬の売人のフリをしていた
中学生時代は年上の女性と付き合うことが多かったというロバート・パティンソン。背伸びしたい年頃だった彼は、なんと自らを“麻薬の売人”だと偽っていたそう。米GQに「僕はドラッグがどんなものかさえ知りませんでした」と語ったロバートは、「中に粉みたいなものを入れて、化学的な匂いがするように洗浄剤みたいなものを吹きかけて、全部封じ込めたらいいんじゃないかと考えたんです」と告白。
そして「フロッピーディスクを40枚くらい買って、15歳か16歳くらいの子たちに見せて、まるで本物のクズ野郎のような感じでこう言ったんです。『フロッピーディスクで麻薬を輸入しているんだ』って。みんな僕を信じましたよ。で、なんかこう評判になっちゃったんです。この子は頭がおかしい。あいつは麻薬の売人だって」と、中学校時代の“黒歴史”を明かした。
オーディションでは“アメリカ出身”だと嘘をついていた
イギリス出身のロバートだが、アメリカの作品のオーディションを受け始めたころは、キャスティング・エージェントが“訛りがないか”と心配するような態度をとったため、アメリカ人だと名乗るようにしていたという。
いつも「ミシガンから来ました」と別人になりきってオーディションを受けていた彼は、出世作でもある映画『トワイライト/初恋』の出演後、『トランスフォーマー/リベンジ』のオーディションで「デンバー出身」だと名乗ったところ、すでにブレイクしていたロバートがイギリス人であることを知っていた採用スタッフからエージェントに電話がかかってきて「あいつ(ロバート)はどうしたんだ? なんであんなつまらないアドリブをしたんだ?」と言われたそう。
どうやら採用スタッフはイギリス出身のロバートが即興でアメリカ人のフリをしたと思い込んだらしい。
『ハリー・ポッター』登場シーンへの謎のこだわり
2005年公開の映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にセドリック・ディゴリー役で出演したロバート。
実は同作品でやったアドリブを自身の主演映画『トワイライト〜初恋〜』でもやっていたことを米GQのインタビューで明かしている。
彼は「(セドリックが)冒頭のシーンで木から飛び降りたのは、じつは僕のアイデアで、『トワイライト』でも同じことをしました。なぜかいつも、『登場するときに木から飛び降りるのはどうか』と提案してしまうんです」とコメント。登場シーンに謎のこだわりがあるもよう。
ストーカー相手をデートに誘い逆に嫌われる
ロバートがスペインで映画の撮影をしていた2008年、撮影のために借りていたアパートの前で毎日同じ女性を見かけるように。女性はずっと建物の外にいたそうで、「僕のアパートの前に、何週間も、毎日、1日中ずっと立っていたんです」と、ニュージーランドのCrème誌に明かしていた。
一般的にはセキュリティなどに報告して対処をしてもらうのだが、ロバートはなんと、「あまりにも退屈していたうえ孤独を感じていたから、出かけて、彼女と一緒にディナーに行ったんだ」と、デートのお誘いをしたという。
しかしデートでロバートが「自分の人生についてのあらゆることに対するグチ」をずっと話していたためか、彼女はその後一度も姿を現さなくなったそう。彼は「(会話をすると)みんな、2分くらいで僕に飽きちゃうんですよね」と、切ないコメントをしていた。
自分の体臭の例えが微妙すぎる
2013年からディオール・オムの香水の広告塔として活躍しているロバート。そんな彼だが、米Allureでは自身の体臭について、「多くの人がクレヨンみたいな匂いがすると言うよ」と、まさかの発言。
クレヨンのような匂いという発言が気になったのか、インタビュアーは「蝋人形みたいな匂い?」と問うと、「そう!腐らないようにね」と、ユーモアたっぷりの返答をした。
自分の体臭と言われるとなかなか答えづらいものだが、ロバートは「クレヨンの匂い」と絶妙な答え方をした。
新型コロナ禍の自主隔離中の食生活が「かなり雑」
映画『THEBATMAN-ザ・バットマン-』の撮影中は、ちょうど新型コロナウイルスの感染爆発が起こり、ロバートは自主隔離生活を余儀なくされていた。
そんななか米GQのインタビューに応えたロバートは、自主隔離中の食生活について、「基本的には、バットマン用に食事のプランを立てている」と言いつつも「オートミールにバニラ味のプロテインをかけて食べたりしています。ほとんど混ぜないで食べるんです。すごく簡単なんですよ」や、「缶からそのまま食べたりしています。ツナ缶にタバスコをかけて、缶のまま食べたりですね」と、バットマンの身体作りをするにしては“雑すぎる”食生活を送っていることを告白。
また、彼は「電子レンジでパスタを作る方法をYouTubeで見ていた」とも語り、とにかく手間をかけずに料理をしたいと考えていたよう。
嘘か本当かわからないような嘘をたくさんついている
ロバートは前述の嘘をはじめ、本当か嘘かわからないような嘘をたくさんついてきた。
しかし米Varietyとのインタビューでは、冗談のつもりで言った「バットマン役のために筋トレはしない」という嘘と、21歳のころに言った「髪の毛を洗わない」という冗談が、その後長い間まるで事実かのように自分に付きまとうことについて、「それ(嘘が本当かのように言われ続けること)は15年間も続くんです」と不満節を漏らした。
だったらそんな嘘を言わなければいいのだが、つい変な発言をしたくなってしまうロバートはやはり愛すべき変人だった。(フロントロウ編集部)