ディズニープラスで『私ときどきレッサーパンダ』が配信開始
アニメ映画『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』など、イマジネーションあふれるユニークな世界を描き、数々の感動的な物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサーが贈る新作アニメ映画『私ときどきレッサーパンダ』は、現在ディズニープラスで配信中の作品。
主人公メイは、母親の前で見せる“真面目で頑張り屋ないい子”と、友達の前で見せる“好きなことに夢中な等身大の女の子”の間で、「自分らしさ」に葛藤する女の子。彼女は、ある日の出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなり、レッサーパンダになってしまう。
“明日は自分をもっと好きになれる”と、勇気と元気をもらえること間違いなしの本作の監督を務めたのは、中国生まれのカナダ人映画監督ドミー・シー。シー監督は、インターンとしてピクサーに入社したのち、新作映画の監督にまで上り詰めた人物だった。
ピクサーのインターンから映画監督へ
2才の時に両親と中国からカナダへ移住してきたシー監督は、2011年よりピクサーでストーリーボード(絵コンテ)アーティストとしてインターンシップを行なった。1度目に応募した際は落選してしまったものの、美術教師である父親の勧めで再応募し、インターンとして働かせてもらえることに。
インターンシップ終了後はストーリーボードアーティストとしてピクサーに残り、2015年に『インサイド・ヘッド』で長編作品デビュー。その後、『アーロと少年』や『トイ・ストーリー4』などにも携わってきた。
2018年に公開された短編アニメ映画『Bao』ではピクサーの短編映画を監督する初の女性監督となり、アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した初の有色人種の女性なった。
そして2022年、『私ときどきレッサーパンダ』で長編監督デビュー! 本作では、脚本も担当している。
シー監督は『Bao』、『私ときどきレッサーパンダ』を通して、複雑な親子関係やつらい感情を抑えるのではなく、表現することに注力してきた。そしてカナダ出身のアジア人女性としての自身の経験を反映したストーリーを語り、多くのファンを勇気づけてきた。
『私ときどきレッサーパンダ』で描かれているように、「自分らしさ」に葛藤したうえでよりよい未来を作ってきたシー監督。映画『私ときどきレッサーパンダ』は、現在ディズニープラスで配信中。(フロントロウ編集部)