キアヌ・リーブスが大嫌いな映画
ハリウッドきっての良い人として知られ、ネガティブな発言をする印象があまりない俳優のキアヌ・リーブスだが、過去の出演作をバッサリと酷評したことがある。
それが起こったのは、2015年に『ノック・ノック』が公開された時のこと。本作は、キアヌとアナ・デ・アルマスが共演したホラースリラー。じつはこの時、彼がホラー映画に出演するのは2000年の『ギフト』以来のことで、米IndieWireのインタビューでその理由を尋ねられたのだが、その時のキアヌの返答は…?
「あぁ。あれは最悪だった。あの映画が大嫌いだ。酷いものだよ。悲惨だ」
なんと、サム・ライミ監督がメガホンを取り、ケイト・ブランシェットが主演を務め、ケイティ・ホームズやヒラリー・スワンク、J・K・シモンズらが共演した作品を酷評!?
と思いきや、キアヌの頭の中には、同年に公開された別の作品が浮かんでいた。キアヌの返答を聞いたIndieWireの記者が思わず、「ノー。あれは素晴らしいですよ。あなたとジョバンニ・リビシのシーンは…」と反応したところ、キアヌは誤解に気がつき、“大嫌い”な映画の名前を口にした。
「あぁ、『ギフト』!僕は『ザ・ウォッチャー』のことを考えていました」
『ザ・ウォッチャー』はジョー・チャーバニック監督による作品で、FBI捜査官のキャンベルが連続殺人鬼グリフィンに翻弄されながらも、彼を追う姿を描く。キアヌはこの作品のことを非常に嫌っているよう。そしてキアヌと同じく、本作は映画ファンからもあまり評価されておらず、現時点でRottem Tomatoesでの評価はオーディエンススコアで28%、批評家のスコアで11%となっている。
思わぬ誤解が発生したため、キアヌがなぜホラー映画に出演してこなかったかという理由は明らかにならなかったが、キアヌが『ザ・ウォッチャー』のことを思い出し、酷評したことから予想するに、完成した『ザ・ウォッチャー』に納得がいかなかったため、ホラー作品と距離をおいていたのだろうか?
ちなみに、『ギフト』は「素晴らしい!」とのこと。
(フロントロウ編集部)