ユアン・マクレガーが、『スター・ウォーズ』プリクエル3部作におけるオビ=ワンの“髪型”に毒舌が止まらなくなってしまった。(フロントロウ編集部)

オビ=ワンの髪型に納得がいっていなかったユアン・マクレガー

 多くのファンが配信開始日の5月25日をまだかまだかと待ち続けているドラマ『オビ=ワン・ケノービ』ユアン・マクレガーが、米EWのインタビューに登場し、『スター・ウォーズ』プリクエル3部作の時代を振り返った。

 今回ユアンが熱心に思いを語ったのは、3部作でのオビ=ワンの髪型について。プリクエル3部作は幼い子供だったアナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになるまでを描く作品だが、そのなかではアナキンの師匠であるオビ=ワンも年を重ねた。その変化に合わせて髪型も変化したが、ユアンにはいまだに全く納得のいっていない髪型があるよう。

 ユアンによると、映画の撮影ではメインの撮影が行なわれた後、一定期間をおいてから再撮影があるという。そして1作目の『ファントム・メナス』では、6~8カ月が経った後にふたたび撮影となったそうだが、当時別のことに参加していたユアンは髪を切ることができなかったという。

画像: オビ=ワンの髪型に納得がいっていなかったユアン・マクレガー

 「それで、カツラの中でも最悪な部類である、短髪のウィッグを作ったんです。髪が長いカツラなら、それがカツラであることを誤魔化せるんですが、短髪のカツラとなると悪夢ですよ。エピソード1の映像や、エピソード2の再撮影の映像の両方を見ましたけど、『冗談だろ?』って感じです。

 エピソード1では再撮影のために着用しなければいけないだけでなく…、再撮影のためには通常あちらこちらで少し撮影する程度で、ほとんどの人はそれ(ウィッグ)に気づかないんです。でも、ある賢い人が、カツラの私をポスターにすることを決めたんですよ! クリエイターは再撮影で撮った私の写真を選び、私は巨大なポスターに写るカツラを被った自分を見ました。私は、『ふざけてるのか?(再撮影でなく)本撮影から僕のスチール写真を見つけられなかったのか? 』って感じでしたよ。信じられないですね。それをしたのが誰なのか知らないですが、いつか会って、『ふざけてるのか?』って言ってやりたいですよ」

 自分の髪の毛で撮影に臨めていた本撮影から数カ月が経ってしまったために、“最悪なカツラ”をつけることになり、さらにはそれを被った自分の写真が巨大ポスターに…。『ファントム・メナス』や2作目の『クローンの攻撃』の公開から20年が経ったが、いまだに根に持つほど納得がいっていない様子のユアン。

 しかし、『オビ=ワン・ケノービ』での髪型は、キャラクターをよく表現できたと感じているようで、ドラマについてはこう語った。

 「長めのヘアスタイルです。自分のことに気を払ってきていない男ですし、オビ=ワンが物語の冒頭でかなり絶望的な状態からスタートするように、もっと無防備な姿にしたかったんです。彼には希望もない。信仰もない。なのでそれを表現するためにこのような髪と髭にしたかったのです。だから手入れもされず、伸びた状態なんです」

 『シスの復讐』から10年後を描く『オビ=ワン・ケノービ』には、ユアンだけでなく、ダース・ベイダー役のヘイデン・クリステンセンも続投する。年齢もキャリアも重ね、人として深みを増したプリクエル3部作に出演したキャストたちが、今、どんな演技を見せるのか。

(フロントロウ編集部)

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