『呪いの子』が映画化されたら出る?ダニエル・ラドクリフの答えは…
今年1月、特別番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』に出演して話題になった、映画『ハリー・ポッター』シリーズの主演俳優ダニエル・ラドクリフが、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が映画化されたら出るのか? この素朴な疑問に米The New York Timesのインタビューで答えた。
『ハリー・ポッターと呪いの子』は舞台のために書かれたオリジナルストーリーで、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で描かれたヴォルデモートとの死闘から19年後、魔法省の魔法法執行部の部長になったハリー・ポッターと、ホグワーツ魔法魔術学校への入学を控える次男のアルバス・セブルス・ポッターの冒険と成長を描く。日本でも、今年7月から日本人キャストによるロングラン上演が始まる。
ダニエルは、続編が作られたとしても「もうハリー・ポッターを演じるつもりはない」ことを以前から公言しているが、その考えは今も変わっていないようで、『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化には「今はあまり興味がありません」と言うと、「これはみんなが望む答えではないと思いますが、今こうやって(『ハリー・ポッター』シリーズを)良い思い出として楽しむことができるのは、それが日常ではなくなったからだと思います。僕は『ハリー・ポッター』から無事卒業したと感じています。現状に満足してますし、戻ることは僕の人生を大きく変えることになるでしょう」とそう考える理由を説明した。
ただ“戻る”という選択肢を完全に排除しているわけでもないそうで、その一方で「絶対にないとは言いませんが、『スター・ウォーズ』のオリジナルキャストたちは、戻るまでに30年、40年という時間がありましたよね。僕はまだ(シリーズを卒業して)10年目ですから」とも語っている。
ちなみに、『ハリー・ポッターと賢者の石』を含む3作品でメガホンを取ったクリス・コロンバス監督は、仮に『ハリー・ポッターと呪いの子』が映画化された場合にハリー役のダニエルとハーマイオニー役のエマ・ワトソン、ロン役のルパート・グリントの3人を起用することを熱望しており、「(『呪いの子』は)素晴らしい作品で、子供たちはその役を演じるのにふさわしい年齢です。これは私のささやかな妄想ですが」と昨年米Varietyのインタビューで明かしている。(フロントロウ編集部)