Yeezyの新たなデザイン責任者とは?
ラッパーのカニエ・ウェストが、2015年にスポーツブランドのアディダス(Adidas)とタッグを組み発表したイージー・ブースト(Yeezy Boost)は、レアアイテムとしていまだに手に入らないことが多い。
現在は独立して、アパレルブランドであるGAPとパートナーシップを組むなど、ファッションブランドとしても注目を集めているYeezyが、ある人物をデザイン責任者に抜擢。
それは、ヌール・アッバス(Nur Abbas)という人物。じつはこの人物、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、グッチ(Gucci)、ユニクロ(Uniqlo)などに在籍していただけでなく、1989年にナイキ(Nike)のアウトドア部門として誕生したACG(All Conditions Gear)でデザインディレクターを務めていたという経歴の持ち主。
ヌールはYeezyでAdidas Yeezy、Yeezy Gap、Yeezy Stem PlayerなどのYeezyブランドの特別プロジェクトの方向性と立ち上げを監督することになるという。このプロジェクトにはナイキとライバル関係にあるアディダスが関わっているが、カニエはお構いなしにナイキACGからヌールを引き抜き、Yeezyのデザイン責任者を任せた。
ヌールはYeeezyにデザイン責任者として参加することについて「彼はデザインと文化を前進させることにとても深い関心を持っているので、イェ(カニエの改名後の名前)と一緒に働くことに活力を感じています」と米WWDにコメント。今後、ヌールが加わったことで、Yeezyにどのようなデザインが生まれるのか。(フロントロウ編集部)