アカデミー賞授賞式の司会者のひとり、レジーナ・ホールが司会者の特権を使ってティモシー・シャラメやブラッドリー・クーパーら独身男性を“コロナ検査”の名目でステージにあげた。(フロントロウ編集部)

レジーナ・ホールが独身男性限定で“コロナ検査”を実施!?

 今年のアカデミー賞授賞式で司会を務めた俳優のレジーナ・ホールが、司会者の特権を使って、授賞式に参加していたティモシー・シャラメブラッドリー・クーパーシム・リウ、タイラー・ペリーといった独身男性たちを“コロナ検査”の名目でステージにあげる出来事があった。 

 レジーナは、「少し悪い知らせがあります。ご存じのように、ここにいる皆さんはコロナの検査を受けています。しかし残念なことに、検査結果の一部が紛失してしまいました。そこで、ショーを始める前に、舞台裏で緊急の検査をしなければならなくなりました。これから名前を呼ぶ人はステージにあがってください」と言うと、ティモシー、ブラッドリー、シム、タイラーの名前を読み上げた。

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 続けて、ハビエル・バルデムの名前を呼んだレジーナだったが、彼がペネロペ・クルスと結婚していることを思い出すと、「まだペネロペと結婚されてるんですか?なら検査は大丈夫です。(検査結果に)『既婚者』と書いてありますから」とばっさり。そんなレジーナが次に目をつけたのは、ウィル・スミス。ウィルにも妻のジェイダ・ピンケット・スミスがいるが、「あなたは結婚しているけど、リストに載っていることは知っています。ジェイダもいいと言っているので、こっちに来てください」と言って、半ば強制的にステージにあげようとするも断られてしまった。

 さらにその後、レジーナはプレゼンターとして登場したジェイソン・モモアとジョシュ・ブローリンにも、色々と理由をつけてボディチェックを実施。

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画像3: レジーナ・ホールが独身男性限定で“コロナ検査”を実施!?

 ひと通りチェックを終えると、何事もなかったかのようにステージを去っていった。

レジーナの言動にセクハラを指摘する声

 ちなみに、“コロナ検査”とは何かを説明する際、レジーナが口にした「心配しないでください。典型的なコロナのテストです。 舞台裏に来て、マスクをしている場合はマスクを取って、服も脱いで... 。とても簡単なものです。私の舌で口の中の粘膜を採取するだけです。それ以外にも色々と奇妙なことをやるかもしれません。それらはアカデミー賞のプロトコルによって記録される予定です。私が決めたことではありません」というジョークや、同意の有無に関係なく体を触るといった一連の言動はセクハラにあたるとして問題視する声も。

 ネット上でも「これが男女逆だったら完全にセクハラ」、「これが許されるとしたらダブルスタンダード以外のなにものでもない」、「台本があるのかもしれないけど、(男性陣のなかには)居心地が悪そうな人もいた」といった指摘が見受けられ、不快に感じた人も多かった。

※記事公開後に一部でセクハラを指摘する声があるという情報を加筆しました。

(フロントロウ編集部)

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