フー・ファイターズのドラマーである故テイラー・ホーキンスが、生前送っていたメールの内容が明かされた。(フロントロウ編集部)

50歳という若さで亡くなったテイラー

 アラニス・モリセットのツアードラマーとしての経験を経て、ウィリアム・ゴールドスミスに代わって1997年にフー・ファイターズに加入したテイラー・ホーキンスは、南米ツアー中に滞在していたコロンビアのホテルで胸の痛みを訴え、救急車が向かうも蘇生することができず、そのまま帰らぬ人に

画像1: 50歳という若さで亡くなったテイラー

 死因については国立法医学研究所が調べており、まだ発表されていないが、コロンビアの検事総長室はマリファナ、オピオイド、三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピンなどの10種類の薬物が体内から検出されたことを明らかにした。

 そんなテイラーと、生前最後のやり取りをしていたのが、亡くなった2日後に参加予定だったフェス、ロラパルーザの創設者であるペリー・ファレルとその妻エッツィ。ブラジルのGlobo 1によると、2人がテイラーから最後にもらったメールには「お互いを大切にしましょう。僕は自分のことを大切にしますね。そして、サンパウロで会いましょう。愛してる、愛してる、愛してる。よく眠ってね」と書かれており、2日後にブラジルで会うことを約束していたそう。

画像2: 50歳という若さで亡くなったテイラー

 その他にもテイラーは、モトリークルーのドラマーであるトミー・リーや、マイリー・サイラスとも連絡を取っていたようで、トミーはテイラーの死後に自身のインスタグラムを更新。そして「これほど文字を打つことが難しかったことはないです。クソ!めちゃくちゃキツイです。数時間前、コンサート前にコロンビアのホテルの部屋にいる君と話したばかりだったじゃないか。これが夢か悪ふざけならいいのにと思います。2人で笑い話にできるのに。でも、そうじゃないんです!僕が君のことをどう思ってるか、どれだけ愛してるか、わかってるはずなのに、わざわざSNSに書き込んで、他の人に読んでもらう必要なんてないってわかってるはずなのに。テイラー、愛してる。ビートと共に眠ってください」とコメント。

 一方のマイリーはロラパルーザの舞台でテイラーとの思い出を涙ながらに語り、楽曲「Angels Like You」をテイラーに捧げた。

 テイラーが亡くなったことで、フー・ファイターズは今後全てのツアーをキャンセルすることを発表。日本時間4月4日には、グラミー賞授賞式でパフォーマンスする予定だったが、こちらは出席するかについての声明は出されていない。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.