シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』からグリンデルバルドを演じるマッツ・ミケルセンが、グリンデルバルド役の途中交代をめぐって賛否両論あることを承知で代役を引き受けた理由を明かす。(フロントロウ編集部)

マッツ・ミケルセンがグリンデルバルド役抜擢の裏側を語る

 公開中の映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で、“史上最悪の黒い魔法使い”と言われるゲラート・グリンデルバルドをジョニー・デップに代わって演じる俳優のマッツ・ミケルセンが、代役を引き受けた理由やその裏側について英GQのインタビューで語った。

 マッツは、同シリーズのメガホンを取るデヴィッド・イェーツ監督が考える代役の筆頭候補だったと言われており、ジョニーが降板を発表した数日後に映画を製作するワーナー・ブラザースからグリンデルバルド役を打診された。

画像: マッツ・ミケルセンがグリンデルバルド役抜擢の裏側を語る

 そのときの緊迫した様子について、「ひと晩で解決しなければならないような状況だったのは明らかで、彼らはただただパニックになっていました」と振り返ると、続けて、グリンデルバルド役の途中交代をめぐって批判を浴びる可能性もあるなかオファーを引き受けたのは、グリンデルバルドとダンブルドアの"美しくも残酷な過去”に惹かれるものがあり、最初に脚本を読んだときに訴えかけるものがあったからだと明かした。

 「物語として完全に破綻していると思ったら、断っていたかもしれません。2人の関係において、彼らがやろうとしていることには(説明し難い)複雑さがありました。彼らは間違いなくお互いに好きですが、間違いなくお互いを排除しなければならないのです」

 ちなみに、“シリーズのピンチを救え”という外部からの圧力に加え、『ハリー・ポッター』シリーズの大ファンだという自身の2人の子供たちから、“オファーを引き受けろ”とプレッシャーをかけられていたというマッツにのしかかる重圧は相当なものだったが、外野の声は簡単に受け流すことができたといい、「プレッシャーは大きいです」と肩をすくめつつ、「すべてに耳を傾けていたら、一歩も踏み出す勇気がなくなってしまいます」と述べている。(フロントロウ編集部)

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