テイラー・ハックフォード監督の息子でヘレン・ミレンの継息子であるリオ・ハックフォードは、“目のがん”によって死去していたことが明らかにされた。(フロントロウ編集部)

テイラー・ハックフォードとヘレン・ミレンが目の検査を呼び掛け

 数多くの演劇作品や映画作品に出演してきた大御所であり、最近では映画『ワイルド・スピード』シリーズへの出演でも知られるヘレン・ミレンと、彼女の夫であり映画監督のテイラー・ハックフォードの息子であり俳優のリオ・ハックフォードが51歳で死去したことが、現地時間4月15日に発表された。

 リオは、ドラマ『Treme(原題)』や『マンダロリアン』、『パム&トミー』などに出演していた。彼はハックフォード監督と最初の妻との子供であり、27歳の時に父がヘレンと結婚し、ヘレンが継母となった。リオの死去が発表されてから数日が経ち、監督とヘレンがコメントを発表した。

 「私たちの息子、継息子であるリオ・ハックフォードの人生にインスピレーションを受けてきました。そして、彼の死に心を痛めています。どうやって広い心を持ち、コミュニティのなかで生きていくかということを、彼の人生は見せてくれました。彼はその人生を、今現在彼を悼み、一方で彼と知り合えた幸福を祝福している多くの人々とともに共有しました」

画像: 左からテイラー・ハックフォード監督、ヘレン・ミレン、リオ・ハックフォード、アレックス・ハックフォード。

左からテイラー・ハックフォード監督、ヘレン・ミレン、リオ・ハックフォード、アレックス・ハックフォード。

 また、彼が闘病していたことは死去の発表とともに明かされていたが、監督らの口から、リオが抱えていたのは目のがんであるぶどう膜メラノーマだったことが明かされていた。

 「リオは、非常に進行が早く、珍しい形のがんであるぶどう膜メラノーマによって死去しました。これを読んでいる方々には、少なくとも1年に1度は目の検査を受けるようにお願いいたします。そうすれば、このがんから愛する人を救えるかもしれないのです」

 東京医科大学病院の後藤浩医師による2016年の講演記録によると、「ぶどう膜メラノーマは成人に発症する代表的な眼内悪性腫瘍の1つ」であり、「転移をきたした後の生命予後が厳しい現実は今も変わりはない」という。

(フロントロウ編集部)

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