ジョニー・デップが世間を震撼させた排泄物事件を振り返る
俳優のジョニー・デップが元妻で同じく俳優のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、現地時間4月20日、前日に続いてジョニー本人が証言台に立ち、アンバーと彼女の友人が嫌がらせで行なったとされる悪趣味なイタズラについて言及した。
この話は過去の裁判でも話題になったことがあるのでご存じの方もいると思うが、ジョニーとアンバーの関係がすでに破綻していた2016年4月、アンバーもしくは彼女の友人が音楽フェスのコーチェラへと出かける前に、夫婦で共用していたベッドの上で排便をするというイタズラを仕掛ける出来事があったとされている。
この直前に開かれたアンバーの誕生日パーティーで彼女と口論になったジョニーは、それ以来、アンバーと一緒に暮らしていたロサンゼルスのダウンタウンにある自宅に戻っていなかった。コーチェラに行くため、アンバーが自宅をしばらく不在にすると知ったジョニーは、荷物を取りに戻る絶好のチャンスと考え、ボディガードのショーン・ベットに相談。しかし、ベット氏は「今行くのはあまり良い考えではないと思う」と言って、ジョニーに1枚の写真を見せた。
ジョニーは、そのときのことを振り返って「彼は携帯に保存された写真を私に見せました。それは私たちのベッドの写真で、そのベッドの上には人間の糞らしきものがありました。今は戻るのに良いタイミングじゃないという言葉の意味を理解しました」と言うと、「それを見た私の最初の反応ですが…、笑ってしまいました。あまりに外道で、異様で、グロテスクで、笑うしかありませんでした」と想定外の出来事に笑うことしかできなかったと語った。
また、アンバーは排泄物を「犬のせいにしようとした」というが、ジョニーは「(飼っていたのは)ティーカップヨーキーで、体重は4キロくらいしかありません。写真を見たかぎりそうは思えません。私はその犬と何年も一緒に暮らしていたんです。私は自分がこんな扱いを受けることに納得がいきませんでした」と供述している。
ちなみに、ジョニーはこの排泄物事件からほどなくしてアンバーに離婚を切り出したそうで、「お互いに首輪をしているような関係でいたくない」「愛で終わらせ、お互いの所有物であるという考えを取り払いたい」と伝えたという。
現地時間4月11日から始まった裁判は約1ヵ月にわたって続く予定で、この日はアンバーの弁護団によるジョニーへの反対尋問が行われることになっていたが、開始から20分足らずで時間切れとなってしまったため翌日へと持ち越された。(フロントロウ編集部)