ジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、ジョニーとアンバーがお互いに面と向かって言いにくいことを書いていた「交換日記」の中身が公開された。(フロントロウ編集部)

ジョニー&アンバーのメールのやりとり、音声、映像が公開

 ジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、現地時間4月21日、アンバーの弁護士によるジョニーへの反対尋問が行われた。当初、ジョニーへの反対尋問は前日に行われる予定だったが、証言が長引き、20分足らずで時間切れとなってしまったため翌日へと持ち越された。

 反対尋問の午後の大半は、生々しいメールのやりとりの朗読と、アンバーとの対立や怒りを収めた音声・映像を陪審員たちの前で流すことに費やされ、この日の終盤にある音声が流されると、証言台に立っていたジョニーが目元を手で拭い、ティッシュを取る場面もあった。その音声とは、ジョニーとアンバーが離婚を申請し、アンバーが彼に対する接近禁止命令を求めたあとの2016年7月に録音されたもので、「どこに傷をつけたらいい?」(ジョニー)、「切るのはやめて。お願いだから自分の体を傷をつけるようなことはしないで。なんでそんなことをするの?どうかそんなことはやめて。自分で自分を傷つけるようなことはしちゃダメ」(アンバー)という会話が収められていた。

画像: ジョニー&アンバーのメールのやりとり、音声、映像が公開

 また、アンバーの弁護士であるベン・ロッテンボーン氏は、ジョニーが口頭だけでなく文章でも暴力的な表現を使っていたことを証明するために、ジョニーとアンバーのあいだで交わされた大量のメールのやりとりを読み上げた。ちなみに、そのなかのひとつである「俺たちが喉を狙う唯一の理由は愛だ」(ジョニー)、「私の喉はあなたのもの。それで死ぬことになってもかまわない」(アンバー)、「君の喉には怪我をしないで済む別の使い道がある」(ジョニー)というやりとりが読み上げられたあと、ジョニーが「すみません、もう一度読んで頂けますか」と頼み、法廷で笑いが起きたと米Deadlineは伝えている。

ジョニーがアンバー宛てに綴った「交換日記」の内容も明らかに

 さらに、この日の裁判では、ジョニーとアンバーがお互いに面と向かって言いにくいことを書いていた「交換日記」の存在も明らかに。

 この交換日記は、ジョニーとアンバーにとって重要なコミュニケーションツールのひとつだったようで、ある日のジョニーの日記には、「君を傷つけたい一心で、こんな悪質な不実の罪を犯してしまったことを、言葉では言い表せないほど申し訳なく思ってる。(中略)今後、俺は何があっても自分がこのような恥ずべき行為に走ることを決して許さない」という、何かをしてしまったことへの深い反省と強い意志がうかがえる言葉が綴られていた。

 現地時間4月11日に始まった裁判は約1ヵ月半にわたって行われる予定で、ジョニーが証言台に立つのはこれで3日目だが、裁判官は閉廷の際にジョニーへの反対尋問はまだ続くと述べている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.