大人気ドラマ『スーパーナチュラル』のコンベンションでバイセクシャルだとカミングアウトしたとファンの間で話題になっていたミーシャ・コリンズが、ツイッターに声明を発表して「深くお詫びしたい」と自身の失言を謝罪した。(フロントロウ編集部)

ジェンセン・アクレスらキャスト出演のイベントで発言

 米時間4月22~24日の週末に米ニュージャージーで催されたドラマ『スーパーナチュラル』のファンイベントで、天国から追い出された天使カスティエル役としてファンから高い支持を集めるミーシャ・コリンズがバイセクシャルだとカミングアウトしたとしてファンの間で話題になった。

画像: ジェンセン・アクレスらキャスト出演のイベントで発言

 ディーン・ウィンチェスター役のジェンセン・アクレスやジャック役のアレクサンダー・カルヴァートらも参加したイベントで登壇したミーシャは、「自分を内向的だと思う人は何人いますか?外向的な人は何人いますか?」とファンに聞いたあとに、「バイセクシャルは何人いますか?」と質問。ファンが歓声や拍手で盛り上がると、「私はそれら3つすべてです」とサラリと付け足した。そんなミーシャは続けて、「ほら、もし私がただ『挙手で教えてください。観客の中にバイセクシャルは何人いますか?』と言ったら変でしょう。 でも、アンケートとしてやれば社会的に受け入れられるんで」と、観客への質問形式にした理由を笑いながら明かした。

 2020年に放送終了したとは言え、未だにファンイベントが行なわれ、スピンオフシリーズの制作も進んでいるほど熱いファンがいる『スーパーナチュラル』。このファンイベントでの様子を収めた動画がツイッターに投稿されると、ツイッターはミーシャのカミングアウトを受け入れる声で大盛り上がりとなった。さらに、ミーシャのウィキペディアの英語版ページもさっそく誰かの手によって書き換えられ、私生活のセクションに「2022年4月に行われたファンミーティングで、バイセクシャルであることをカミングアウトした」と付け足された。

ミーシャ・コリンズ、「失言」だったと謝罪

 ミーシャの“カミングアウト”に対する反応は『スーパーナチュラル』コミュニティの温かさを示すものだったが、このリアクションを受けて、ミーシャがツイッターに「この週末の自分の失言を深くお詫びしたいです」という書き出しで長文を投稿した。

 「ニュージャージーのファンコンベンションで観客と話をしているときに、私は内向的、外向的、そしてバイセクシャルの“3つすべて”であると言いました。自分のセクシャリティについて話すことを避けるためにしたことが空回りしてしまい、逆にバイセクシャルだとカミングアウトしたと思われる発言になってしまいました。これは私の意図ではなかったので、記録を訂正する必要があります。私はバイセクシャルではありません」と訂正したミーシャ。

 続けて、「私はストレートですが、同時に、強靭なアライでもあります。そんな私は、自分を偽ってLGBTQIA+コミュニティが直面する闘いを利用することは絶対にしたくありません。私は、自分のアイデンティティを正直に表現し、誰であれオープンに愛する自由を持つという人権を神聖化する必要があると信じていますし、それを全面的に支持しています」としたうえで、「言葉が不器用であったことを深く反省しています。もっと良いアライになりたいのに、事態を悪化させるようなことをしてしまったかもしれないと思うと、吐き気をもよおします。私は学び、より良い行ないをしようと努力し、これからも耳を傾け続けるつもりです」と反省。

 そして最後に、「ありがとう、そしてごめんなさい」と締めた。

 このツイートの後、先日書き換えられていたミーシャのウィキペディアは「2022年4月、ファンコンベンションへの出演をきっかけに報道された、バイセクシャルであることをカミングアウトしたという情報に対して、コリンズ氏は、自身がストレートであることを明らかにした」と再び書き換えられた。(フロントロウ編集部)

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