ジョニー・デップが、自身に対して接近禁止令が出されている状況で元妻のアンバー・ハードと面会したときのことを振り返った。(フロントロウ編集部)

ジョニー・デップが「俺を切れ」発言の真意を説明

 俳優のジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、現地時間4月25日、最後の証言を行なったジョニーが、別の日に法廷で流された音声について説明した。その音声とは、ジョニーとアンバーが離婚を申請し、アンバーが彼に対する接近禁止命令を求めたあとの2016年7月に録音されたもので、「どこに傷をつけたらいい?」(ジョニー)、「切るのはやめて。お願いだから自分の体を傷をつけるようなことはしないで。なんでそんなことをするの?どうかそんなことはやめて。自分で自分を傷つけるようなことはしちゃダメ」(アンバー)という会話が収められていた。

 ジョニーによると、接近禁止令が出されている状況でアンバーのほうから“会いたい”と連絡があったそうで、ジョニーは「私が彼女にひどいことをしたという事実だけが報道されていたので、なぜその時点で私が彼女のところに呼び出されたのか、かなり混乱しました」と当時の心境を明かすと、「彼女が今世界に流布している嘘を撤回することを期待した私は、説得されて彼女と会うことにしました。(実際に会ってみると)彼女にその覚悟はなく、自分でもなぜそこにいるのか理解できませんでした」と続けた。

画像: ジョニー・デップが「俺を切れ」発言の真意を説明

 当時、さまざまな疑惑をかけられて「落ちるところまで落ちて、とにかく限界だった」と話すジョニーは、アンバーが自分を呼び出した真の目的がわからなかったので、彼女と会うとき、ポケットに護身用のナイフを入れていたそうで、アンバーの前でナイフを取り出し、「俺を切れ。それが君のやりたいことだろう」、「最終的に君はすべてを手に入れた。俺の血が欲しいのか?欲しいんだろ?」と彼女のことを挑発したという。それが今回、法廷で流された冒頭の会話だった。

 ちなみに、ジョニーから「俺を切れ」と言われたアンバーは、「ノー(いいえ)」と拒否反応を示したが、このときのジョニーはアンバーがやらないなら“自分でやってやる”と本気で思っていたといい、「心理的にも、感情的にも、私はそのような状態にありました。私はもう限界で、壊れていたんです」と精神的にかなり追い詰められていたと法廷で語っている。(フロントロウ編集部)

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