アイルランドのモンスターバンドであるU2のボノとジ・エッジが、戦禍のウクライナを訪問してキーウの地下鉄の駅構内でコンサートを開催。多くの人を音楽と言葉で鼓舞した。(フロントロウ編集部)

U2のボノとジ・エッジが動く

 エイズフリーを目指すチャリティ団体「RED」や、貧困やエイズ撲滅、飢饉を助けるための団体「ONE」の共同創設者になっており、積極的にチャリティ活動を行なっているU2のボノとジ・エッジが戦禍のウクライナをサプライズで訪問。

画像: U2のボノとジ・エッジが動く

 ウクライナのゼレンスキー大統領に招待されてウクライナを訪問したボノとジ・エッジは、シェルターとして使用されているキーウの地下鉄の駅構内で即興コンサートを開催。

 駅構内には約100人が集まり、40分間コンサートが行なわれたよう。今回のサプライズコンサートでは、U2のヒット曲である「With Or Without You」、「Desire」、「Sunday Bloody Sunday」などが披露された。

集まったファンに語り掛ける

 パフォーマンス中には「あなた方の大統領は、今、自由のために世界をリードしています...ウクライナの人々は、あなた方自身の自由のためだけに戦っているのではなく、自由を愛する我々のために戦っているのです」と語り掛けるシーンもあったと英The Guardianが報じた。

 それだけでなく、「Pride」では歌詞の一部を変えて「今晩、5月8日、ウクライナの空に銃声が響くだろうが、君たちはついに自由になるんです。彼らは君たちの命を奪うことができるが、君たちの誇りを奪うことはできない」と歌い、「Angel of Harlem」を紹介する際には、東京や世界の都市の名前を挙げ「アスローンやキネガッド同様に、東京、シドニー、シカゴなど、世界中の素晴らしい都市や町があるなかで、今日我々は偉大なキーウ以外にいたいと思わない」とコメントした。

 さらにエド・シーランともコラボしたウクライナのバンドAntytilaのボーカルで、自身も従軍しているタラス・トポリアと共に「Stand By Me」を熱唱した。

 いつも自らアクションを起こして多くの人を励ますボノとジ・エッジ。2人はキーウの地下鉄の駅構内でコンサートを行なっただけでなく、ブチャの教会にも訪れた。(フロントロウ編集部)

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