レディー・ガガが「日本を舞台とした映画」への出演を断念した理由が残念すぎる。(フロントロウ編集部)

レディー・ガガ、『ハウス・オブ・グッチ』出演の裏で“残念な決断”を下していた

 役者としての演技力も高い評価を受けているシンガーのレディー・ガガは、イタリア発のハイファッションブランド、グッチ(Gucci)の創設者一族を取り巻くドロドロの愛憎劇を描いた映画『ハウス・オブ・グッチ』“ブラック・ウィドウ(黒い未亡人)”の異名を持つ実在の人物パトリツィア・グッチを熱演。

 アダム・ドライバーやジャレッド・レトが実在の人物に扮した同作は世界中で大ヒットを記録したほか、ファッション面でも注目され、欧米での公開直後にはグッチのアイテムに関するECサイトでの検索率が爆増。バッグの検索率にいたっては257%も急上昇するという多大な影響力を見せた。

 そんな『ハウス・オブ・グッチ』の撮影の裏で、じつはガガが日本に関連のある作品の出演をやむなく断っていたことがわかった。


「日本が舞台の映画」への出演を断念

 その作品とは、日本人作家の伊坂幸太郎著の小説『マリア・ビートル』を原作とする映画『ブレット・トレイン』。

 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したブラッド・ピットが主演を務める同作は、日本の東海道新幹線に乗り込んだ殺し屋たちの熾烈なバトルを描いたアクションスリラー。

 2020年夏にブラッドの出演がアナウンスされて以来、大きな期待を集めている同作にガガがキャスティングされたという情報を以前フロントロウでもお伝えしたが、いつの間にか立ち消えに。

画像1: 「日本が舞台の映画」への出演を断念

 しかし、これは誤報などではなく、どうしても『ハウス・オブ・グッチ』の撮影スケジュールとの折り合いがつかず、ガガが仕方なく出演を見送っていたことが、『ブレット・トレイン』のメガホンを取ったデヴィッド・リーチ監督の口から米Entertainment Weeklyに明かされた。

 「スケジュールの都合で彼女(ガガ)の出演は叶わなかったんです。しばらくの間、話し合いを行ないましたが、彼女は『ハウス・オブ・グッチ』の準備をしている最中だったので、交渉は成立しませんでした。『ハウス・オブ・グッチ』の撮影は私たちの作品の撮影の直前まで行なわれていて、ちょうど時期が重なってしまったんです。だから、実現しませんでした」。

 『ハウス・オブ・グッチ』で悪女と呼ばれたパトリツィアを演じるにあたり、かなり念入りに役作りをしたことで知られるガガ。撮影が終わってからもなかなか役が抜けなかったことを明かしており、間髪入れずに『ブレット・トレイン』の撮影に臨むということは考えられなかったよう。

画像2: 「日本が舞台の映画」への出演を断念

 ガガが演じる予定だった役がどのキャラクターかは明かされていないが、その後、キャスティングが発表されたサンドラ・ブロックが演じる主要キャラ“マリア・ビートル”だったのではないかと予想されている。

画像3: 「日本が舞台の映画」への出演を断念

 『ブレット・トレイン』には、Netflixのオリジナル映画『キスから始まる物語』のジョーイ・キングや、映画『キック・アス』のアーロン・テイラー・ジョンソン、映画『ジョーカー』や『デッドプール2』のザジー・ビーツ、映画『エターナルズ』のブライアン・タイラー・ヘンリー、映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマンらのほか、ハリウッドで活躍する日本人俳優の真田広之やドラマ『ザ・ボーイズ』や映画『スーサイド・スクワッド』で知られる福原かれんも出演。

 日本公開日は現時点では発表されていないものの、アメリカでは8月5日に公開されることがアナウンスされている。

 親日家として知られるガガとブラッドが日本を舞台にした作品で共演する、という素敵な計画は残念ながら実現しなかったものの、演技派で知られるサンドラがガガからバトンを受け継いだとみられる『ブレット・トレイン』はきっと傑作なはず! (フロントロウ編集部)

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