話題沸騰の海外ドラマ『絶叫パンクス レディパーツ!』。今週から日本でも配信開始した第3話で初披露された「ヒジャブの下のヴォルデモート」の制作秘話を、ニダ・マンズール監督が明かした。(フロントロウ編集部)

ニダ・マンズール監督がオリジナルソングの制作秘話明かす

 ロンドンを舞台にムスリム(イスラム教徒)女性たちがパンク音楽に乗せて日頃の不満を爆発させる、笑いと涙のドタバタを描いた青春音楽コメディ『絶叫パンクス レディパーツ!』。本作を独占配信するスターチャンネルEXでは今週第3話が配信されたが、そこで、新たな曲「ヒジャブの下のヴォルデモート」が初披露された。

画像: ニダ・マンズール監督がオリジナルソングの制作秘話明かす

 キャストたちが実際にパフォーマンスしているキレキレの劇中歌も大人気の本作。そのなかでも「ヒジャブの下のヴォルデモート」は、とくに話題を集めている曲。この曲は、『ハリー・ポッターと賢者の石』で悪役ヴォルデモート卿がクィレル先生のターバンの下に隠れていた件をネタに、ムスリム女性が身に着けるヒジャブに対する偏見や恐怖を揶揄したもの。

 2022年の英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門で脚本賞を受賞したニダ・マンズールが、実のきょうだいであるシェズ・マンズールと共同で制作したオリジナルソングなのだが、パキスタン系ムスリム家庭出身のマンズールきょうだいが同曲で表したかったのは、ムスリム女性が直面する現実。マンズール監督は、「ムスリム女性が直面する現状を的確に表していると思います。邪悪な他者として、ムスリム全体が“悪”という疑いの目で西洋社会から見られていると思います。それを打ち消す楽しい方法が、 “ヴォルデモートは生きていてヒジャブの中にいる” という歌詞なんです」と、解禁されたインタビュー映像内で語る。

 そしてインタビュー映像の後半では、”レディパーツ”メンバーが本曲のリハーサルに臨む姿も。ドラマ『絶叫パンクス レディパーツ!』は、動画配信サービスのスターチャンネルEXで字幕版・吹替版が独占日本初配信中。BS10スターチャンネルでも6月5日の吹替版第1話の先行無料放送に続き、字幕版が6月13日から、吹替版が6月15日から初放送される。(フロントロウ編集部)

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