オビ=ワンとダース・ベイダーの関係性とは
ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』の配信開始まで、ついに1週間をきった。ジョージ・ルーカスが手掛けた映画『スター・ウォーズ』プリクエル3部作より、ユアン・マクレガーとヘイデン・クリステンセンがカムバックするドラマシリーズへのファンの期待は非常に高い。
本シリーズは、『マンダロリアン』を手掛けるデボラ・チョウが監督を務めており、彼女の『スター・ウォーズ』ユニバースへの理解はすでに深いと言える。そんな監督が、オビ=ワンだけでなくダース・ベイダーも復活させると決定した理由には、オビ=ワンとダース・ベイダーの関係性は切っても切れないものだと考えているからだそう。米Vanity Fairで語った。
「私にとって、プリクエルでもオリジナル3部作でも、そのすべてを行くなかで2人の間にはラブストーリー的な力関係があると感じます。ケノービをこれほどの苦悩させる人物をドラマの中に含まないことは非常に難しいのではないでしょうか」
アナキン・スカイウォーカーが“闇落ち”した理由にはパドメへの大きすぎる愛があったが、デボラは、アナキン/ダース・ベイダーとオビ=ワンの間にもラブストーリーは存在していると感じているという。さらに彼女は、こう続けた。
「どうやったら(オビ=ワンがダース・ベイダーのことを)気にかけないでいられるのか分かりません。ケノービはアナキンのことを気にかけないことはないと思います。2人の関係で何が特別かと言うと、2人はお互いを愛していたということでしょう」
「ラブストーリー」や「愛」とは言っても、その形は様々。プリクエル3部作でアナキンがパドメへの愛や母親への愛、そして師匠であるオビ=ワンへの愛のなかで暴走したのは事実だろう。デボラはそのなかでもオビ=ワンとダース・ベイダーの間にあるラブストーリーに注目。そして物語の主役は、アナキンからオビ=ワンに。
2人の間には、プリクエル3部作からオリジナル3部作の時代まで、数十年の歴史がある。そしてその2つの3部作の間の時代はどのようなものだったのかは、多くのファンが気になってきたところ。果たして全6話からなる物語はどのような世界を描くのだろうか。『オビ=ワン・ケノービ』は5月27日に、ディズニープラスで第1話と第2話が配信開始。
(フロントロウ編集部)