足の手術がきっかけで依存症が再発
これまで15枚のスタジオアルバムをリリースしてきたロック界のレジェンドと呼ばれるエアロスミスは、2019年にラスベガスで定期公演を行ない、その後もヨーロッパでのツアーが控えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期を重ねた末に中止に。
2022年6月からは、アメリカ・ラスベガスで定期公演を行なう予定だったが、公演1ヵ月前を切り、6月と7月の定期公演は中止されることが発表された。
その理由は、エアロスミスのフロントマンであるスティーヴン・タイラーがリハビリ施設に入所したため。スティーヴンは定期公演に備え、足の手術を受けたようだが、その結果、依存症が再発したよう。
エアロスミス側は「多くの方がご存知のように、私たちの愛する兄弟であるスティーヴンは長年にわたりアルコールと薬物に手を出さないよう取り組んできました。ステージの準備のために足の手術をし、その過程で痛みの管理が必要になった後、彼依存症を再発してしまいました。彼は健康を取り戻すことに集中するために、自主的に治療プログラムに入りました」と声明を発表。
スティーヴンは以前から薬物やアルコール依存症だったことをオープンに話しており、2009年には処方箋薬の乱用で治療を受けて、リハビリ施設に入所したこともある。その際、リハビリ施設で虐待され治療を求める女性たちと出会ったことから、2017年に、虐待やネグレクトを受けた少女たちのための保護施設ジェニーズ・ハウスを開設した。
今回再びリハビリ施設に入所したスティーヴン。9月から再びラスベガスで行なわれる定期公演での復帰を目指しているという。(フロントロウ編集部)