ロン役のルパート・グリントは俳優を辞めるつもりだった
ご存じの方もいると思うが、映画『ハリー・ポッター』シリーズで全作品を通して主人公ハリーの親友ロンを演じた俳優のルパート・グリントは、シリーズ終了後、俳優を辞めることも考えていたという。そんなルパートは、「アイスクリーム屋になる」という夢を叶えるべく、『ハリー・ポッター』シリーズで得た莫大なギャラの一部でアイスクリームトラックを購入したことを過去に複数のインタビューで明かしている。
「僕の最初の野望はアイスクリーム屋になることで、そのためにベッドフォードのバンを買いました。買って間もない頃、Uターンしようとパブに入ったら、お小遣いで99Flake(※チョコレートの棒が刺さったソフトクリームのこと)を買おうとしている子供が8人もいたんです。でも僕は彼らに与えるものが何もありませんでした。それ以来、僕は教訓を学びました。僕は自分のバンに十分な在庫を確保しています。ソフトクリームを作るちゃんとした機械もあるし、アイスキャンディは50個で10円の卸売りをしているから、不足することはありません。ただ、商品を売ることはできません。ライセンスが必要なんです」 − 英DailyMail、2014年
資格がないと商売はできないため無料で提供していたそうで、「7月と8月は避けるようにしていますが、それ以外の季節は地元の村々をドライブしていて、アイスクリームを欲しがっている子供たちを見かけたら、車を止めて無料で配ってあげています。子供たちから『ロン・ウィーズリーだよね?』と聞かれることもあります。そういうときは、『不思議なことに、よく聞かれるんだ』と返しています」と、当時、DailyMailの取材に対し語っていた。
ちなみに、ルパートと『ハリー・ポッター』シリーズで共演していたハーマイオニー役のエマ・ワトソンは、同作品のギャラでトヨタのプリウスを買ったことや、父親をイタリア旅行に連れて行ったことなどを米Interview Magazineのインタビューで明かしている。(フロントロウ編集部)