※この記事には2023年公開予定の映画『アクアマン2』のネタバレを含みます。
証人が『アクアマン2』のネタバレをしてしまう
俳優のジョニー・デップが元妻で同じく俳優のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、アンバー側の証人として出廷したエンタメ評論家でコンサルタントのキャサリン・アーノルド氏が話した内容が、2023年公開予定の映画『Aquaman and the Lost Kingdom(原題)』(以下『アクアマン2』)の“ネタバレ”だと話題になっている。
フロントロウでお伝えしたが、ジョニーの弁護士に“嘘つき”と呼ばれたあと、『アクアマン』シリーズを製作するワーナー・ブラザースとの関係にヒビが入ったと主張するアンバーは、『アクアマン』のメラ役の座を守るために必死に戦わなければならず、なんとか『アクアマン2』の出演にこぎつけたものの、登場シーンが大幅に削られたと裁判で供述している。
現地時間5月23日に行われた裁判で証言台に立ったアーノルド氏は、アンバーの証言を擁護すると同時に、脚本に加えられた変更について「映画の序盤で彼女は何らかの怪我をした、あるいは赤ちゃんに関係することだったと思います」と説明。なお、アーノルド氏は変更後の脚本は読んでおらず、アンバーから聞いた話に頼っているとしたうえで、「(新しいバージョンの脚本では)メラは『アクアマン2』の序盤で入院してしまい、最後まで出てきません」と述べた。
ジェイソン・モモア演じるアクアマンとアンバー演じるメラは、まだスクリーン上では結婚していないが、原作のコミック版では2人のキャラクターは結ばれ、息子をもうけている。しかし、現時点では『アクアマン2』でメラが赤ちゃんを授かるという話は公式には発表されておらず、事実であれば完全なネタバレ。
ちなみに、ワーナー・ブラザース傘下のDCフィルムズのウォルター・ハマダ社長は、『アクアマン2』を制作するにあたってアンバーの出演に難色を示したのは事実だが、それは1作目でジェイソンとのケミストリーが感じられなかったからであり、彼女の出演シーンが減ったということもないと証言している。(フロントロウ編集部)