マシュー・モリソンがダンスオーディション番組の審査員を外される
ドラマ『glee/グリー』のシュー先生役でおなじみの俳優マシュー・モリンソンが、審査員として出演する大人気ダンスオーディション番組『アメリカン・ダンスアイドル（原題：So You Think You Can Dance）』を突如降板したのは、出場者の女性に“不適切なメッセージ”を送ったことが理由であることがわかった。
アメリカでは、今年5月から約3年ぶりとなる『アメリカン・ダンスアイドル』の新シーズン（シーズン17）が放送されており、マシューのほかに、カリスマティーンとして知られるジョジョ・シワと、同番組の卒業生で人気トーク番組『エレンの部屋』の共同司会者としても知られるトゥウィッチことスティーヴン・ボスが審査員を務めている。
今期の『アメリカン・ダンスアイドル』の審査員を務めるスティーヴン・ボス（左）、ジョジョ・シワ（中央）、マシュー・モリソン（右）。
しかし、先週、シーズンの途中にもかかわらずマシューの番組降板が発表され、波紋を広げていた。マシューは公式声明で、「『アメリカン・ダンスアイドル』の審査員を務める機会を得たことは、私にとって信じられないほど光栄なことでした。誠に残念ではありますが、この度、番組を卒業させていただくことになりました。オーディションの過程を撮影し、12人のファイナリストの選考を終えたあと、私は番組の制作プロトコルに従わなかったため、公正な審査ができなくなりました。関係者の皆様にはお詫びの申し上げようもありませんが、最高のシーズンになると信じて、皆さんと一緒に見守っていきたいと思います」と述べ、番組を去った詳しい理由は明かしていなかったが、関係者はマシューが出場者の女性と不適切な関係を持っていたことが降板の理由だと米Peopleに語っている。
この関係者によると、マシューから不適切な内容のメッセージを受け取った出場者の女性が、そのことを番組のプロデューサーに報告したことがきっかけで内部調査が行われ、その結果、マシューの番組降板が決まったという。被害を訴えた女性とマシューが撮影現場の外で会ったことは一度もなかったものの、マシューから女性に送られたメッセージの多くが“一線を越えていた”そうで、「2人は性的な関係は持っていませんが、彼（マシュー）はSNSのダイレクトメッセージを通じて彼女に接触し、彼の発言に違和感を覚えた女性が番組のプロデューサーに相談したことで、Foxが関与することになりました。（Foxが）独自に調査をした結果、彼は解雇されました」と関係者は述べている。
Peopleが事実確認のためにマシューの代理人とFoxにコメントを求めたが、期日までに回答はなかったという。ちなみに、マシューの後任については間もなく発表されるそうで、新しい審査員は現地時間6月15日から始まる次のパートから参加する見込みとなっている。（フロントロウ編集部）
