トム・クルーズ、アイスマン役のヴァル・キルマーとの再会を振り返る
公開中の映画『トップガン マーヴェリック』で、前作に続きマーヴェリックことピート・ミッチェルを演じる俳優のトム・クルーズが、約36年ぶりとなる続編でのアイスマンことトム・カザンスキー役のヴァル・キルマーとの“再会”について米Screent Rantのインタビューで聞かれるも、“あまり話したくない”と答えた。少々冷たく聞こえる発言には、誰よりもヴァルの続編出演を望んでいたとされるトムならではの理由があった。
すでにご覧になった方はご存じのように、トム扮するマーヴェリックとヴァル扮するアイスマンが再会する場面は『トップガン マーヴェリック』において最も感動的なシーンのひとつ。
インタビューで、このアイコニックなシーンをどのように表現するかと聞かれたトムは、「見てもらうしかないと思うんです。私はそれを(言葉で)表現しようとも思いません。彼はとても素晴らしい俳優で、彼がこの映画にもたらしたもの、彼が持っているパワーを見てください。そして、その関係性と物語の構造、それがうまくいくところについて、私は話したくありません」と言うと、「みなさんにはとにかく体験してもらいたいんです」と続け、再会シーンについては自分や誰かの感想を聞くのではなく、作品を見て直に感じてほしいと訴えた。
ちなみに、『トップガン マーヴェリック』のプロデューサーで、これまで『ジャック・リーチャー』や『ミッション:インポッシブル』などの作品でトムと一緒に仕事をしたことがあるデヴィッド・エリソンは、マーヴェリックとアイスマンのシーンを「この映画で1番好きなシーン」に挙げており、「(『トップガン マーヴェリック』は)12年前にパラマウントと仕事を始めたときに、作りたいと言った最初の映画です。観客があのシーンを見て得るであろう感動を、私も撮影現場で2人(トムとヴァル)の姿を見て同じように得ることができました。あれは私にとって非現実的な体験でした」とロンドンプレミアで語っている。(フロントロウ編集部)