映画『トップガン マーヴェリック』にアイスマン役で出演するヴァル・キルマーが、マーヴェリック役のトム・クルーズとの再会について振り返った。(フロントロウ編集部)

※この記事には『トップガン マーヴェリック』のネタバレを含みます。

ヴァル・キルマーがトム・クルーズとの再会について語る

 前作から約36年ぶりとなる続編『トップガン マーヴェリック』を見て、思わず涙ぐんでしまったという方も多いと思うが、本作の劇中でマーヴェリック役のトム・クルーズと再会を果たしたアイスマン役のヴァル・キルマーもそのひとり。「初めて見たとき、とても感動しました。約40年というのは同窓会としては長い時間です。(撮影の日)私たちは1日中、笑っていました。トムは素晴らしい。そして、びっくりするほどおもしろいんです」と、ヴァルはメールを通じて米USA TODAYの取材に答えた。

 トムがヴァルの続編出演を熱望していたことはすでに周知の事実だが、ヴァルも続編の制作が発表されたときから“なんとしてでも出演したい”と思っていたそうで、「すぐにエージェントにメールしました。『トップガン』には続編のための完ぺきな要素がそろっています」とメールで明かしている。

画像: ヴァル・キルマーがトム・クルーズとの再会について語る

 『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督によると、続編でアイスマンが高官の指導者になっているというアイデアを提案したのはヴァルだったといい、事前に役についてコシンスキー監督やトム、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと話し合いを行なったという。

 「アイスマンが愛する仕事でこのような成功を収めたことは喜ばしいことです。良いストーリー展開だと思います。そして、トムとの再会はとてもエキサイティングでした」。こう語るヴァルは、ファンの涙を誘ったスクリーン上での2人の“最後のハグ”について、「心から行なったものでした」とと言うと、「私はトムのことが大好きです。私たちは昔からずっと仲良しです」と付け加えた。

 ちなみに、数年前に咽頭がんの手術を受けて以来、以前のようには声を出すことができないため、『トップガン マーヴェリック』では台詞のほとんどをコンピューターのキーボードで打ち込むという方法でトム扮するマーヴェリックに伝えている。ヴァルいわく、アイスマンとマーヴェリックが再会するシーンは、リハーサルを重ねるうちにどんどん変化していったそうで、最終的に“アイスマンが最後に話す”という流れになった。ヴァルはこの決断について、「彼らは正しい選択をしました」と述べている。(フロントロウ編集部)

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