『サウンド・オブ・ミュージック』キャストが「ドレミの歌」を歌う
映画『メリー・ポピンズ』や『サウンド・オブ・ミュージック』で有名なジュリー・アンドリュースが、アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)の生涯功労賞を受賞。それを祝うために、『サウンド・オブ・ミュージック』の元子役たちが駆けつけた!
会場には、フリードリッヒ役のニコラス・ハモンド、クルト役のデュアン・チェイス、ブリギッタ役のアンジェラ・カートライト、マルタ役のデビー・ターナー、グレーテル役のキム・カラスが揃った。この中で最も年上のニコラスは72歳、末っ子であるグレーテルことキムは今年で64歳になる。
ロルフと付き合っていたリーズルを演じたシャーミアン・カーは2016年に73歳で死去。ルイーザを演じたヘザー・メンジースは2017年に68歳で死去。そしてトラップ大佐を演じたクリストファー・プラマーは、昨年2021年2月に91歳で死去したため、全キャストがふたたび揃うことは不可能だったが、“子供たち”を見たジュリーは“マリアの顔”に。
そして会場では「ドレミの歌」が流され、みんなも音楽に合わせて口ずさんでいる様子がカメラに収められた。ジュリーは、1965年に公開された『サウンド・オブ・ミュージック』から32年後の1997年に医療ミスでその美声を失った。しかし今回、音楽に合わせて最初から最後まで歌を歌っているジュリーの姿も確認され、多くのファンの心をジ~ンとさせることに。
Julie Andrews is surprised by her kids from THE SOUND OF MUSIC and joins them in a sing-a-long of ‘Do-Re-Mi’ to kick off the AFI Life Achievement Award presentation to her — what a beautiful moment! pic.twitter.com/TZYT7UNPhr
— Scott Feinberg (@ScottFeinberg) June 10, 2022
さらには、『メリー・ポピンズ』で共演したディック・ヴァン・ダイクや、『プリティ・プリンセス』シリーズの“孫”であるアン・ハサウェイがビデオメッセージを贈り、『プリティ・プリンセス』でジョーを演じたヘクター・エリゾンドも会場に登場。
これまでに共演した人々と再会したジュリーは、受賞に際してこのような思いを語った。
「今夜は、映画を制作する時にどれだけ多くの人々が関わっているのかということを、私に明確に思い出させてくれました。映画がスクリーンで上映される前には、共同での大きな努力が必要となります。夫である(映画監督の)ブレイクは、映画制作のことを“ビジネス”といったり“業界”といったりすることを決して好みませんでした。映画はアートの1つであり、いつでもそう呼ばれるべきだと話していました。そして私は、AFIも完璧に同じように感じていると知っています」
(フロントロウ編集部)