サミュエル・L・ジャクソンが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』への不満を明かす
2008年に公開された記念すべきMCU作品の1作目『アイアンマン』で初登場し、以来、現在に至るまでアベンジャーズを陰で支えるニック・フューリーの役を演じ続けているサミュエル・L・ジャクソン。
アベンジャーズを陰からまとめる存在として、要所要所でニック・フューリーというメンターとしてMCU作品に出演してきたサミュエルは、およそ14年にわたってニックの役を演じているとだけあって、すっかりニック・フューリーというキャラクターと一心同体になっているよう。そんなサミュエルが今回、米Varityによる企画のなかで、2016年に公開されたMCU映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に対して不満を抱いていることを明らかにした。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』といえば、MCU作品のなかでも特に高い評価を得ている作品の1つで、アベンジャーズのチームにおける内紛を描いた作品。同作では、アベンジャーズが二つに分裂してそれぞれが対立する様子が描かれたのだが、本来であればアベンジャーズを統率するはずのニック・フューリーは登場しなかった。
サミュエルとしては、アベンジャーズが分裂の危機を迎える重要な局面にニックが立ち会っていなかったことに今も少なからず不満があるそうで、「彼らに文句を言ったことがあって、今でも文句を言い続けているのですが、それは『シビル・ウォー』のことで。『子どもたちが闘っているのに、(親のような存在である)ニック・フューリーが登場しないなんてあり得るのですか』っていうね」と米Varietyでコメントした。
「(ニックが)『ここで何が起きているんだ? 全員、自分の部屋に行け』と言うべきだったんです。でも、彼らは私を必要としませんでした。私が必要だったのに、必要としなかったんです」とサミュエルは続けた。
アベンジャーズの危機に自身演じるニックを立ち会わせなかったことに、今なお不満があるというサミュエル。すっかりニックというキャラクターと一心同体になっているサミュエルからは、ニックのような頼もしさすら感じてしまう。(フロントロウ編集部)