ヘイデン・クリステンセン、アナキンの行動を理解
『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフドラマ『オビ=ワン・ケノービ』では、プリクエル3部作でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーと、アナキン・スカイウォーカー(ダース・ベイダー)を演じたヘイデン・クリステンセンが同役で続投。
とくにヘイデンは、ここ数年は俳優としてそこまで活発に活動していたわけではなかったため、彼のカムバックには多くのファンが歓喜した。『シスの復讐』から10年後を描いた本作では、彼はもうアナキンではなくダース・ベイダー。そのため、顔を見せることはほとんどないが、ヘイデンは様々な関連イベントで年を重ねて渋くなった姿を見せている。
そして、そんな彼が若きアナキンの“有名セリフ”にみせた反応も、なんだか親目線に…。2002年に公開されたプリクエル3部作の2作目である『クローンの攻撃』では、アナキンがパドメに、いきなりどれだけ砂が嫌いかと語る場面がある。それ以来、アナキンの“砂嫌い”はファンからネタにされまくってきたのだが、そのセリフについてヘイデンが米THRのインタビューで反応!
「(笑)。みんながあのセリフをとても楽しんでいるのは面白いです。いくつかのセリフは、期待している意味とは異なるでしょう。でも僕はあのセリフで問題を感じたことはありません(笑)。僕はアナキンが砂に対して思う気持ちが理解できますが、あのタイミングは少し変だったかもしれませんね。彼は本当に愛している女の子と一緒にいたんだから。でも、ね。彼はアナキンですから」
パドメに関しては暴走する性格のアナキンであれば、唐突に砂嫌いを告白することもあるだろう。ヘイデンのコメントからは、好きな人の前で変な行動を取ってしまう“若者あるある”を見守る親のような雰囲気が漂う。
ちなみに、この他にも、プリクエル3部作の万年イジられシーンにヘイデンとユアンがコメントしたことがある。
『シスの復讐』の最後でオビ=ワンがアナキンが対決した時に、「I have the high ground!(地の利を得たぞ!)」というセリフを言うが、これも英語圏のファンからイジられ続けているシーン。オビ=ワンは自分のほうが有利だという意味で言っているのだが、直訳すると「高い場所は自分のもの」という意味にもなる。そしてこのシーンでは、実際にオビ=ワンがアナキンよりも地面の高い場所に立っていることから、突然オビ=ワンが“自分は高い位置に立っている!”と叫んだようにも捉えることが可能となってしまい、ファンからネタにされてきた。
そして『オビ=ワン・ケノービ』の配信開始前にユアンとヘイデンが揃ったフォトコールで、記者が「high ground」という言葉を使って2人と会話をしたところ、ユアンはドラマのポスターを見て、オビ=ワンとダース・ベイダーのどちらが高い位置にいるかを確認して笑いを誘った。
(フロントロウ編集部)