ジョージ王子は自分が未来の国王であること知っている
英王室のウィリアム王子とキャサリン妃の長男で7月に9歳の誕生日を迎えるジョージ王子は、自分が「いつか国王になる」ということをいつどうやって知ったのだろうか。
現在の君主であるエリザベス女王を曾祖母に持つジョージ王子は、父方の祖父であるチャールズ皇太子、父ウィリアム王子に続く第3位の王位継承者で、妹のシャーロット王女が第4位、ルイ王子が第5位と続く。つまり、いつかイギリスの国王になることが運命によって定められている。
ウィリアム王子は、この重大なニュースをいつどのように息子に明かしたのか世間に公表していないが、王室伝記本『Battle of Brothers(原題)』の著者ロバート・レイシー氏によると、2020年、ジョージ王子の7歳の誕生日の前後に、将来的に担うことになる王室での奉仕と義務についてより詳細に話をしたと考えられているという。
7歳というと少々早い気もするが、ウィリアム王子の時代と違って今はインターネットが普及しており、思わぬきっかけで自身の運命について知ってしまうともかぎらない。また、学校の友だちからうっかり聞いてしまうという可能性もある。ジョージ王子が偶然知って混乱しないよう、さまざまな事情を考慮しての判断だったのだろう。
レイシー氏いわく、ジョージ王子と同じ宿命にあるウィリアム王子は、人生のわりと早い段階で自身の運命を知ってしまい、気を揉むはめになったことに不満を持っていたそうで、ジョージ王子には“適切なタイミング”で知らせることを望んでいたとしている。
ちなみに、ジョージ王子がすべてを知った今、ちょっとした変化も起きている。「ジョージ王子は自分の運命を理解し始めたばかりですが、キャサリン妃はすでにこの先の計画を立てています」と話すのは、王室専門家のダンカン・ラーコム氏。
昨年7月、英ロンドンで開催されたサッカーの欧州選手権(ユーロ2020)を両親と一緒に観戦したジョージ王子が、イングランド代表のユニフォームではなくスーツを着ていたことが話題になったが、ラーコム氏によると、ウィリアム王子はユニフォームを着させることに賛成だったが、キャサリン妃が試合観戦が公務の一環であることを理由に反対したという。「キャサリン妃はジョージ王子に公務の際には違うアプローチが必要であり、(これからは)王室という名の鎧を着なければならないということを教えたんです」と、ラーコム氏は英OK!に説明している。(フロントロウ編集部)