映画版『スーパーマリオブラザーズ』でマリオの声優を務めるクリス・プラットが、一部で物議をかもしたマリオの声について、「これまでのマリオの世界では聞いたことのないものになっている」と自信をのぞかせた。(フロントロウ編集部)

クリス・プラットがマリオの声に“自信”

 任天堂のゲーム『スーパーマリオブラザーズ』のアニメ映画で主人公のマリオの声優を務める俳優のクリス・プラットが、米Varietyのインタビューで完成した作品に太鼓判を押した。

 すでに声を吹き込む作業は終わっているようで、クリスは「監督と緊密に連携し、いろいろなことを試しながら、本当に誇れるものに仕上がりました。皆さんに作品を見て、(声を)聞いてもらうのが待ちきれません」と言うと、「これはアニメーションのボイスオーバー(声の吹き替え)です。実写映画ではないので、僕が配管工の服を着て走り回ることはありません。僕はただアニメのキャラクターに声を提供しているだけです。(完成した作品は)アップデートされていて、これまでのマリオの世界では聞いたことのないものになっていると思います」と自信を見せた。

画像: クリス・プラットがマリオの声に“自信”

 ちなみに、マリオ役のキャスティングについては賛否両論あった。1996年発売のテレビゲーム『スーパーマリオ64』で初めてマリオの声に抜擢されて以来、長年にわたってマリオの声を担当してきたチャールズ・マーティネーに代わって、クリスがマリオ役に抜擢されたと発表されると、クリスがイタリア系アメリカ人ではないことなどを理由に一部のファンから批判が噴出。

 そのことについて、映画『ミニオンズ』シリーズなどを手がけるイルミネーションのCEOで、本作のプロデューサーでもあるクリストファー・メレダンドリ氏は、「スマートなディフェンス(防衛策)かどうかはわからない」としたうえで、「イタリア系アメリカ人の血を引く者として、イタリア人やイタリア系アメリカ人の侮辱することなく、その決断ができるようになったと感じています。うまくいくと思っています」、「クリス・プラットの声を聞いたら批判はなくなるはずです」と米Deadlineのインタビューでクリスを擁護している。(フロントロウ編集部)

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