現代のタトゥーを再定義する「マジック・インク(Magic Ink)」
1度入れたら変えられないというタトゥーの定義が変わろうとしている。
セレーナ・ゴメスやカーラ・デルヴィーニュ、ジャスティン・ビーバー、ヘイリー・ビーバー、リアーナといった人気セレブご指名のタトゥーアーティストであるバンバン(Bang Bang)が、「
世界初の描き直せるタトゥーインク(The world’s first rewritable tattoo ink)」だという“Magic Ink(マジック・インク)”を2023年にローンチすると発表した。
医師と科学者によるチームと共に開発や特許取得に5年の月日を費やしてようやく形になったというマジック・インクは、「新しい皮内療法技術」だそうで、「皮膚の中でタトゥーを稼働させたり非稼働させたりすることができて、要求に応じて絵柄を変えることさえできるんです。もしご希望なら1日100回でもね」とバンバンは説明している。
バンバンは「現時点で、だいたい世界中にいる(タトゥー)アーティストのうち12人くらいと、私の最も有名なクライアントのほんの一部だけに(この技術を)見せています。私が言えることは、みな、度肝を抜かれたということです。近々、世界中にお見せします」と期待が高まるコメントもした。
2023年のローンチに向けて、マジック・インクを施術として提供したいアーティストを公式ページで募集中。また先日には、マジック・インクによる施術を受けたい人をオークション形式で募集したところ、この権利は100ETH(6月29日時点で約1,500万円)で落札されたそうで、バンバンは、「落札者はすべての人がマジック・インクを利用できるようにして、さらに、私たちの愛する(タトゥーという)芸術様式を、安全性と能力にあふれた新時代へと導くでしょう。マジック・インクは現代のタトゥーを再定義します。それを世界と共有できることは私たちにとって名誉なことです」と自身のインスタグラムで語った。(フロントロウ編集部)