『バズ・ライトイヤー』ではバズの声を演じないティム・アレンが、その理由を明かした。(フロントロウ編集部)

『トイ・ストーリー』アンディが夢中になったスペース・レンジャーの物語

 1995年に始まったアニメーション映画『トイ・ストーリー』シリーズは、多くの人が子ども時代に見たことがある定番作品。そして、おもちゃのウッディやバズ、ボー・ピープやポテトヘッドなど、人気キャラクターが登場する本作より、バズを主人公にした映画『バズ・ライトイヤー』が公開となった。

 『バズ・ライトイヤー』は、おもちゃたちの持ち主だったアンディの大好きな映画という設定。バズは本作の主人公であるスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤーがモデルとなっているのだ。映画では、1,200人の乗組員とともに危険な惑星に不時着したバズ・ライトイヤー一行が、全員で地球へ帰るためにミッションに挑んでいく。

 そんな本作では、バズの声をこれまで彼を演じてきたティム・アレンに代わり、MCUのキャプテン・アメリカことクリス・エヴァンスが演じた。バズとまったく同じキャラクターというわけではないので、声優の交代は妥当ではあるが、20年以上にわたってバズを演じてきたティムの声を惜しむファンは少なくない。

 しかし、本人は当初から本作に出るつもりはなかったよう。米Extraのインタビューで、ティムが初めて口を開いた。

画像: 『トイ・ストーリー』アンディが夢中になったスペース・レンジャーの物語

 「ずっと前にも話したのですが、単的に答えて、私がこの映画についてやることは何もないから介入しなかっただけのことです。映画については何年も前に話しました。あるセッションのなかで提案されたんですよ。私は、とても楽しい映画になるだろうと言い、それについて話したのはそれが最後です。しかし最初の4作をやったチームはもういない。最初の映画作品には関係のないまったく新しいチームなんです」

 制作チームが変わってしまったことは、大きな変化だったよう。さらに彼は、当初は本作が実写になる予定だと聞いていたことや、トム・ハンクスによるウッディがいないこと、おもちゃの話ではないことなどについて思いを続けた。

 「あと、私は実写だと思っていましたしね。チームが実写でやると言ったということは、それはアニメーションではなく本物の人間を意味しますから。ハンクスと私は…、ウッディなしにバズの『トイ・ストーリー』はありませんから…。1997年に終わったことで、あれは大きなアドベンチャーの物語に見えましたが、私にとってはそうではなかった。あれは素晴らしい物語で、ただ、おもちゃとの関係はないようですね」

 バズではなく、幼いアンディが夢中になったスペース・レンジャーの物語。バズ・ライトイヤーが向かう無限の彼方は、どこだろうか。

(フロントロウ編集部)

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