アントマンなら簡単にサノスを倒せた?
2001年の『アイアンマン』から始まり、現在まで続いているMCUシリーズにおいて最もヒーローたちを苦しめた宿敵といえば、ジョシュ・ブローリン演じたサノスの名前を誰もが挙げるはず。
インフィニティ・ストーンの力を使って全宇宙の生命の半分を消し去るという事件を起こしたサノスは、2019年に公開された映画『アベンジャーズ:エンドゲーム』で最後までアベンジャーズを苦しめ、最終的にはサノスとの闘いのなかで、アベンジャーズの初期メンバーであるブラック・ウィドウとアイアンマンが命を落とすこととなった。
屈強なアベンジャーズのヒーローたちと文字通りの死闘を繰り広げたサノスだが、MCUファンの間では、対サノスで実践すべきだったと囁かれてきた、とある作戦がある。
それは、ポール・ラッド演じるアントマンであれば、自由に小さくなったり大きくなったりする力を使って、もっと簡単にサノスを倒せたのではないかというもの。アントマンとして蟻と同じ大きさになってお尻の穴からサノスの体内に侵入し、体内で急激に大きくなれば、サノスを内側から倒せたのではないかという説がファンの間では囁かれてきた。
ポール・ラッドが“アントマンでサノスを倒せた説”に言及
確かに、理論上はそのようにサノスの体内に侵入すれば簡単に倒せてしまえそうだが、MCU作品でアントマンことスコット・ラングを演じているポールによれば、残念ながらそう簡単にはいかないという。
ポールは今回、ディズニーの新クルーズラインであるディズニー・クルーズの船内で流れるスペシャル映像の中で、この説について初めてコメント。MCU映画でアントマンの相棒を務めるホープ・ヴァン・ダイン / ワスプを演じているエヴァンジェリン・リリーと共に動画に登場したポールは、「どうして僕が小さくなって、サノスを“クリエイティブな方法”で倒さなかったのかっていう会話があちこちでされているみたいだけど」と、言葉を濁しながらファンの間で囁かれてきた説に触れると、そのような方法を取らなかった理由について、ハッキリとこう明言した。
「まず第一に、気持ち悪いからね」
「そして第二に、思っている以上に遥かに複雑なんだ。僕に説明させてもらえれば...」と続けようとしたポールだったが、残念ながら動画に登場できる時間はここまでのよう。「その時間があればよかったんだけど!」とエヴァンジェリンが告げて、ポールの説明は終了した。
Paul Rudd’s Ant-Man explains why he couldn’t go up Thanos’ ass in a clip from ‘Avengers: Quantum Encounter’ on the Disney Cruise Line. pic.twitter.com/CWi0019Vx6
— DiscussingFilm (@DiscussingFilm) June 30, 2022
残念ながらポールの説明を最後まで聞くことはできなかったが、サノスの体内に侵入できなかったのには、単に「気持ち悪い」という理由以上に、より複雑な理由があるよう。アントマンが体内からサノスを倒すことができなかったのには、どうやら物理的な理由がありそう。(フロントロウ編集部)