ハングマン役の「ひとり言」を共演者が暴露
トム・クルーズ主演の映画『トップガン マーヴェリック』にボブ役で出演する俳優のルイス・プルマンが、ビーチフットボールのシーンの裏話を米Us Weeklyのインタビューで明かした。
『トップガン マーヴェリック』には前作をオマージュした場面がいくつかあるが、ビーチフットボールのシーンもそのひとつ。ジョセフ・コシンスキー監督いわく、出演者たちに鍛えることを強制したわけではないが、“いい体じゃないと”というプレッシャーからほぼ全員が自主的に筋トレに励んでいたそうで、ルースター役のマイルズ・テラーはビーチシーン撮影時の体脂肪率が7%だったことをYouTubeチャンネルのJoeで明かしている。
しかし、ルイス扮するボブはどちらかというと控えめなタイプであることから、“そこまで鍛える必要はない”と考えたルイスは、一応、ジムには通っていたもののトレーニングは手を抜いていたという。
「ビーチでのシーンに向けて、キャスト全員が真剣勝負の衝動に駆られていました。みんなめちゃくちゃ鍛えてましたよ。でも、僕が演じたボブは、どちらかというと図書館によくいるようなタイプです。だから、ボブがシャツを脱いでムキムキだったら、キャラと合っていない気がしました。そもそも、ボブはシャツを脱がないと思うんです。それは彼にとって気がすすまないことなんじゃないかと。彼はもう少し控えめで静かな男だと思います。彼は、物事の成り行きを見てから、その状況に身を投じるのが好きなんです。ジムに真面目に通ってなかったのは僕だけだと思います。(鍛えるためではなく)仲間意識だけでジムに行っていました」
そんなルイスとは対照的だったのが、ハングマン役のグレン・パウエル。ルイスいわく、グレンはジムで熱心にワークアウトに励んでいたそうで、ある日、グレンがトレーニングをしながら自分に向かって何かを言っているのが聞こえたという。
「グレン・パウエルが、自分に向かって何かを熱心に囁きながらラテラルレイズをやっていたのは有名な話です。僕が『グレン、一体何て言ってるの?』と聞いたら、『モンタージュは永遠に残る』と(笑)」
実際、例のビーチシーンはファンのあいだで大きな話題となっており、グレンのひとり言のとおり、映画史に永遠に残る名シーンのひとつとなっている。(フロントロウ編集部)