コストコのホットドッグが値上げするって本当?CEOが答える!
コストコのフードコートで不動の人気を誇る商品といえば、やはりホットドッグ。食べ応え十分なビッグサイズのホットドッグが180円という超低価格で楽しめるだけでなく、無限でおかわりできるソフトドリンクまでついてくる太っ腹ぶり。本場アメリカのコストコでも同じ条件で1.50ドルで売られており、コストコが誕生した1980年代から一度も値上げされたことがない。
そんなコストコのホットドッグについて、近々値上げされるのではないか?というウワサが流れている。実際、つい最近、アメリカのコストコのフードコートで、一部商品が会員の目の前で「リアルタイムで値上げされる」という出来事があった。このとき値上げを“目撃”されたのはチキンベイクという商品で、2.99ドルから3.99ドルに価格変更された。また、20オンス(約591ミリリットル)のソフトドリンクも59セントから69セントに。
ホットドッグの値上げがウワサされるのは今回が初めてではないが、じわじわとインフレの波が押し寄せてきていることから、“今度こそ値上げするのでは”と心配する声も多いが、実際のところどうなのか? つい先日、米CNBCのインタビューを受けたコストコCEOのクレイグ・ジェリネック氏は、ホットドッグの値上げの可能性について聞かれ、「いいえ」と否定。少なくともホットドッグについては、物価上昇による価格変更はないと断言した。
ちなみに、以前、フロントロウでお伝えしたが、コストコの創業者であるジム・シネガル氏は「1.50ドルのホットドッグ」がコストコの生命線だと考えていたようで、2009年に米The Seattle Timesのインタビューで「コストコのホットドッグの値上げは、あなたにとって何を意味しますか?」と聞かれた同氏は、「それは私が死んだということです。コストコといえばあの(1.5ドルの)ホットドッグです。それだけは変えてはいけません」と答えている。ジェリネック氏はそんなシネガル氏の意志を受け継ぎ、経済情勢がどう変わろうと1.50ドルという低価格を守り続けている。(フロントロウ編集部)