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実験みたいな“ヨレにくいベースメイク術”がTikTokでバズり中
思いもよらないメイクテクニックが突如トレンド入りすることが多いTikTokで、今話題なのが水の入ったグラスにファンデーションを垂らす裏ワザ。
1本で1,000万回再生されている動画もあるほど今バズりにバズっているそのテクニックは、水の中にリキッドファンデーションを大量に垂らし、ブラシなどで水をかき混ぜてから底に沈殿したファンデだけを肌に塗るというもの。
水の中にファンデを垂らしていくその絵面は、初見だとぎょっとしてしまうけれど、このテクニックは決してコスメで遊んでいるわけではない。なぜバズっているかというと、ベースメイクがヨレにくくなるという説があるから。
@stxph.h WILL YOU TRY? � MUAs have been doing this trick to add moisture to the skin without excess oil, making the skin look dewy, radiant & long lasting (ib: @Rachel Rigler) #foundationhack #makeuphacks #foundationinwater #testingviralhac ♬ original sound - stephhui
@helinndoski Foundation in WATER?!! Ib: @Rachel Rigler #makeuphack #makeuptips #makeup ♬ original sound - Helin
水の中にファンデを垂らして混ぜると、ファンデに含まれていた油分だけが分離して浮き上がってくる。そして底には油分をオフしたファンデだけが残るため、このファンデを使えばヨレを防止できるという。
この裏ワザが話題になると、メイクアップアーティストや美容インフルエンサー、美容エディターも次々とSNSで検証。そして、気になるその評価は「ヨレにくい」。メイクのプロから美容好きまでがそのヨレにくさを絶賛していて、人気美容ユーチューバーで、米コスメブランドHuda Beautyの創業者であるメイクアップアーティストのフーダ・カタンは、「これはかなりうまくいく裏ワザだと思います」と評価。さらに水分を含むことで仕上がりも美しくなると補足した。
@hudabeauty Foundation in water hack IB: @Rachel Rigler #hudabeauty #foryou #viraltiktok #makeuphacks @hudabeauty ♬ original sound - Huda Beauty
そんな話題のテクニックを、実際にフロントロウの美容エディターが実践。本当にヨレにくい?肌の乾燥やキープ力は?話題の裏ワザを検証してみた。
ヨレにくさはかなり向上
今回使用したのは、普段から日常的に使用しているリキッドファンデーション。どちらかというとオイリー肌で、テカリによるメイク崩れが起こりやすいのが悩み。
実際に水にファンデを垂らしてみると、混ぜる前から想像以上にたくさんの油が浮いてきてまず驚き。その後かき混ぜて底に残ったファンデを顔の半分に塗り、もう半分はいつも通りそのまま塗ってみた。
乾くまで少し待ってからティッシュを顔に当て、落ちる量を比較。結果はというと、水に垂らして油分をオフした方が、ティッシュにつく量がかなり少ない! 結構強めにティッシュを当てても、水に垂らした方はあまりティッシュにつかない。しかも厚塗り感が軽減され、シームレスな仕上がりに。実際に手で触ってみても、水に垂らした方がより肌とファンデが密着していてなめらか。
とはいえ時間が経つとヨレるのでは?と思い、5時間後のベースメイクも比較。鏡で見ると水に垂らした方はテカりが目立たず、メイクしたての肌が持続。ファンデに含まれる油分がなくなったものの水分が増えたおかげか、意外と乾燥も気にならず、思った以上の効果だった。
ただし、ヨレにくさという面ではかなりの変化が実感できたけれど、ファンデの消耗量の多さや手間の多さを考えると、とっておきの日に取り入れたい裏ワザという印象。たくさん汗をかく日やメイク直しができない日には、ぜひ実践したい。
効果を実感するにはコツも必要
そして挑戦する人には、エディターの失敗を元にアドバイスしたい。失敗は2つあって、毛量の多いファンデブラシなどを使うと水を含みすぎてファンデが肌にのりにくいことと、深めのグラスだと沈殿したファンデをすくいにくいこと。チャレンジしたいという人は、ぜひ細めのブラシと浅めのグラスを使って実践してみて。
海外のSNSで話題を呼ぶベースメイクの裏ワザ。意外な裏ワザがバズることが増えているので、今後も実践レポートしていきます。(フロントロウ編集部)