ハリー・スタイルズについて学んで単位がもらえる!?
活動休止中のワン・ダイレクションのメンバーで、現在、シンガーや俳優として活躍するハリー・スタイルズについて学ぶ「Harry Styles and the Cult of Celebrity(日本語訳:ハリー・スタイルズとセレブリティの崇拝)」というコースが、2023年春、米テキサス州立大学で開講することがわかった。
具体的にどういったことを学ぶのか? 授業を担当するテキサス州立大学デジタル歴史学のルイ・ディーン・ヴァレンシア准教授は、「このコースは、ハリー・スタイルズとヨーロッパの大衆文化に焦点を当て、ジェンダーとセクシュアリティ、人種、階級、国家、グローバリズム、メディア、ファッション、ファン文化、インターネット文化、大量消費主義と絡めて現代のセレブの文化的・政治的発展を理解することを目的としています」と説明している。
Texas State University set to teach the world’s first university course on the work of Harry Styles.
— Pop Crave (@PopCrave) July 19, 2022
Titled ‘Harry Styles and the Cult of Celebrity,’ the course will explore Harry
Styles and popular European culture to understand the development of the modern celebrity. pic.twitter.com/osBcBWaXxs
「私はつねづね、楽しくて、かつ生徒が生きてきた時代を扱った歴史の授業をしたいと願っていました。ハリー・スタイルズを取り巻くアート、アクティビズム、消費主義、ファンダムを研究することで、現代の非常に重要な問題に迫ることができると考えています。若者にとって、自分にとって大切なものがカリキュラムに反映されていることは、とても重要なことだと思います」。米NBC New Yorkのインタビューでこう語ったヴァレンシア准教授は、続けて、「この授業は、(コロナ禍の)2020年の夏、家に閉じこもってハリーの音楽を聞いていたときに始めた研究から生まれました。普段どおりのリサーチができなかったので、ハリーのアート、過去10年間の男らしさの変化、セレブリティ文化、インターネットなどを中心にリサーチを始めました」と“ハリーについて学ぶ授業”が誕生した背景を明かした。
ちなみに、ヴァレンシア准教授の“夢”はハリーに授業に参加してもらうことだそうで、「私の夢は、ハリーにZoomでもいいので授業に顔を出してもらうことです。でも、彼が忙しいことはわかっています。ハリーに知っておいてもらいたいのは、このクラスは彼の私生活には焦点を当てず、彼のアートとそこにあるものだけに焦点を当てるということです」と述べている。(フロントロウ編集部)