『天使にラブ・ソングを…』3のデロリスは?
1992年に公開された映画『天使にラブ・ソングを…』は、そのストーリーで世界的大ヒットを記録し、翌年には続編となる2作目が早速全米公開となった。そして現在、約30年ぶりとなる3作目の制作が進められている。
最近では“数十年ぶりの続編”となる映画作品が制作されることは多く、『天使にラブ・ソングを…』もその流れを受けたものかと思われたが、シリーズの主演であるウーピー・ゴールドバーグは米ETのインタビューで、「誰もこれ(3作目)に興味はないと言われました。人々が自分はバカなことを言ったと気づくには少し時間がかかるものです」と話し、制作までに6年を費やしたそう。
しかし、ウーピー念願の3作目はファンの期待に応えてくれるものになりそう! 1作目ではウーピーも37歳で、演じたデロリスも劇中でも若く元気で破天荒だったが、2022年には彼女は67歳に。超大御所として地位を確立しており、おばあちゃんになったデロリスも前よりは落ち着いているよう。
「『天使にラブ・ソングを…』の1と2は続けてやったから、それが良かった理由だと思っています。でも今は少しスペースが必要で、(デロリスを)成長させ、大人にする必要があったし、そうなった。それが分かりますよ。始まりから彼女は大人だったけど、今はより一層大人です」
『天使にラブ・ソングを…』では修道女との交流をコミカルに描いたが、2作目では学園モノといって良い仕上がりに。3作目がどのような作品になるのかはベールに包まれたままだが、少なくともデロリスがふたたび次世代と交流する様子はありそう。
もう少しで撮影がスタートする予定だという本作について、ウーピーは、「脚本に完全に満足することはありません。なぜなら、必要なときに調整できる余裕がほしいと思うからです。紙の上では正しいと見えることも、セリフとして正しく出てこないこともあります。いろいろやってみる必要があるんです。しかし観客が喜んでくれると期待しています」と話し、完成作品に自信をのぞかせた。
シリーズで修道院長を演じたマギー・スミスも存命であるため、彼女にも登場してほしいものだが、現時点ではキャストも明かされていない。しかし、シスター・メアリー・パトリックを演じたキャシー・ナジミーは出演したいとコメントしている。
(フロントロウ編集部)