メイクキープスプレーの失敗を予防する3つの方法
メイクの仕上げにシュッと吹きかけるだけで、たちまちメイクが崩れにくくなるメイクキープスプレーは、マスクを着用することが増えたここ数年で一気に普及。今や多くの人にとって欠かせないアイテムに。
でも便利な一方で、使うものによっては肌荒れしたり、メイク崩れが十分に防げなかったりなどがっかりすることも。そんなメイクキープスプレーの失敗を防ぐ、メイクのプロのアドバイスをご紹介。
失敗1:使うと肌荒れする
メイクキープスプレーを使うと肌が荒れやすいなら、重視すべきはその選び方。自分に合うものを見極める方法のひとつが、メイクキープスプレーに含まれるアルコールの量。
NYを拠点とするメイクアップアーティストのトニー・タルブは、「乾燥肌や敏感肌の場合、アルコールが少ないものを選ぶことが大切です」と説明。なぜならメイクキープスプレーに含まれるアルコールは、時間が経つと肌を刺激したり乾燥させたりすることがあるから。アルコールの量が少なく、乾燥を防ぐ保湿成分や水分が多く含まれているものを選ぶことで、肌トラブルが起こりにくくなるという。
ちなみにオイリー肌の場合は、基本的にアルコールを含むメイクキープスプレーでもOK。メイクアップアーティストのグロリア・フォイエは、「アルコールがたくさん入ったメイクキープスプレーは、持続力がとくに高く崩れにくい傾向がある」と説明し、もし乾燥しにくい肌質で徹底的に崩れを防止したいのなら、このタイプを選ぶよう勧めた。
失敗2:なんだかんだメイクが崩れる
メイク崩れを防いでくれるはずのメイクキープスプレーを使ってもヨレてしまうなら、オススメなのがメイクのプロが勧める一歩進んだ使い方。メイクアップアーティストのアンドリュー・ソトマヨールがイチオシするその使い方とは、ファンデーションの前後にメイクキープスプレーを取り入れるというもの。
ファンデの前に使うことで乾燥や皮脂がファンデに触れるのをブロックして、ファンデの後に使うことで塗ったファンデを固定して崩れを防止。このダブルの作用により、一気に崩れにくさがアップするという。
アンドリューはこのテクニックを、自身が知る中でもっともメイクを長持ちさせられる方法だと明かしている。
失敗3:使い切るのが難しい
メイクキープスプレーでじつは陥りやすいのが、使い切れずに劣化させてしまうこと。この失敗はとくに夏場をメインで使っている人に多いと思うけれど、ベースメイク以外にも活用すれば解決。
レディー・ガガやリース・ウィザースプーンなど数々のセレブを手掛けてきたメイクアップアーティストのジェームス・ヴィンセントは、マスカラの上からメイクキープスプレーでコーティングするのをオススメ。ジェームスは、「マスカラを塗って乾いたのを確認したら、スクリューブラシにメイクキープスプレーを噴きかけ、まつげをブラッシングするといいですよ」と説明し、そうすることでまつげのメイクが崩れにくくなると明かした。
マスカラ以外にも、眉毛メイクの崩れ防止のために使う方法も。多くのセレブに愛されるメイクアップアーティストのパトリック・タは、自然な毛並みをいかした眉毛をキープするためにもメイクキープスプレーを使っているそうで、メイクキープスプレーをつけたスクリューブラシで眉毛を上向きにブラッシングして崩れないようにしているという。
メイクキープスプレーを使うときや選ぶときには、ぜひプロのアドバイスを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)