Netflixによる『ストレンジャー・シングス』シーズン1でジョナサンがナンシーを盗撮するシーンがカットされたと見られ、ファンが喜んでいる。(フロントロウ編集部)

追記(7月28日)
『ストレンジャー・シングス』の脚本チームは、過去のシーズンで修正されたりカットされたりしたシーンはないとツイート。盗撮シーンのウワサに対してだと見られる。一方で、クリエイターのダファー兄弟は、盗撮シーンではないにしろ、過去に映像の修正をしたことがあると発言しており、食い違いが見られる。

『ストレンジャー・シングス』問題だったジョナサンの行動

 (7月27日)Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』では多数のカップルがいるが、ナンシーとジョナサンは、演じるナタリア・ダイアーチャーリー・ヒートンが実際に交際していることもあって人気のペア。しかしシーズン1では、ジョナサンが犯罪といえる行動を取っていたことを覚えているだろうか。

 シーズン1の第2話では、弟のウィルが失踪したことについて調べていたジョナサンが、スティーブの家で集まっていたナンシーたちを発見。家の裏の森から様子をうかがっていたジョナサンは、ナンシーの姿をカメラに収めていた。この時、オリジナルの映像ではジョナサンが下着姿のナンシーの姿を撮影していたと言われている。

 インターネット上でそう記憶しているファンの発言は多く、また、米Complexはリリース後に修正されることがないDVDの映像ではそのシーンがあると伝えている。しかしドラマの制作陣はこのシーンが抱える問題に気がついたのか、現在では、Netflixで配信されている映像からは該当のシーンが削除されていることがわかった。

 盗撮だけでも問題になり得るが、それが下着姿であれば犯罪。そのため、シーンが削除されていることに気がついたファンの喜びの声がインターネット上で拡散中。

画像: 『ストレンジャー・シングス』問題だったジョナサンの行動

 一方で、第3話でナンシーやスティーブたちのグループがジョナサンのカメラを壊すシーンで、ジョナサンがナンシーの下着姿を盗撮した写真が発見される展開はそのままにされており、彼が盗撮をしたという設定に変更はない状態。そんな彼とナンシーが結果的に付き合うことになったのは物議を醸す展開ではある。

 ドラマのクリエイターであるダファー兄弟は米Varietyのインタビューで、シーズン4でウィルの誕生日が忘れられていたミスについて後で修正するとジョークを言っており、その際に、これまでのシーズンで視聴者が気がついていない部分をすでにいくつか修正してきたと明かしていた。さらに、比べるためにもブルーレイなどのコピーを持っているべきだともコメント。この発言には、ジョナサンの盗撮のシーンも含まれていた可能性は高いと見られる。

 シーズン1ではジョナサンにかぎらず、スティーブも性格が悪かったし、ナンシーもバーバラの件などがあるなど、現在とは少し異なるキャラクター像だったと言える。だからといって犯罪行為を恋焦がれる行為のひとつとして描いたことが正当化されるわけではないが、少なくとも修正されたことにファンは喜んでいる。

(フロントロウ編集部)

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