ジョニー・デップの弁護士が法廷に持ち出そうとした“アンバー・ハードの過去”
ジョニー・デップと元妻アンバー・ハードの名誉毀損裁判で、双方の弁護団が公判前に裁判所に提出した約6,000ページにわたる資料が新たに公開され、ジョニーの弁護士がアンバーのヌード写真や、彼女がストリッパーとして働いていた過去が法廷で明らかになるのを望んでいたことが明らかになった。
米Newsweekによると、提出された資料のなかでアンバーの弁護士は、「デップ氏が裁判の関係のない個人的事項を証拠として、以下を提出しようとしています。(1)アンバー・ハード氏のヌード写真、(2)アンバー・ハード氏の妹ホイットニー・ヘンリケス氏が出演したリアリティ番組の映像(※)、(3)アンバー・ハード氏とホイットニー・ヘンリケス氏の恋愛遍歴、(4)デップ氏と出会う数年前にアンバー・ハード氏がエキゾチックダンサーとして短期間働いていたこと。デップ氏は、アンバー・ハード氏がエスコートサービスをしていたことを、軽々しく悪意を持って示唆、暗示しようとしています」と主張。
※この番組で、体にあるアザについて共演者から“アンバーにやられたのか”と聞かれたホイットニーは、「話したくない」と答えたとされている。
最終的に判事は、“アンバーが下積み時代にストリップクラブで働いていたことはジョニーとの交際には関係ない”という、アンバー側の主張を支持。また、ヌード写真が証拠として認められることもなかった。
逆に今回公開された資料で、アンバーの弁護士が、ジョニーが勃起不全(ED)であることを法廷に持ち出そうとして却下されたことも明らかになっている。
ご存じの方も多いと思うが、この裁判の評決はすでに下されており、陪審員はアンバーが2018年に米Washington Postに寄稿した論説が名誉毀損にあたると判断し、アンバーに合計で1,500万ドル(約19.5億円)の賠償金をジョニーに支払うよう命じた。また、アンバーもジョニーへの反訴で200万ドル(約2.6億円)の賠償金を勝ち取った。その後、評決を不服としたアンバー側は正式に控訴を申請。それに対抗するようにジョニー側も控訴した。(フロントロウ編集部)