ジョニー・デップとアンバー・ハードの名誉毀損裁判でお蔵入りになった、ジョニーの元恋人エレン・バーキンの証言の詳細が公開された。(フロントロウ編集部)

ジョニー・デップ元恋人の新たな証言が明らかに

 すでに評決が出ているジョニー・デップと元妻アンバー・ハードの名誉毀損裁判で、双方の弁護団が公判前に提出した約6,000ページにわたる資料が最近になって公開され、裁判では一部しか採用されなかったジョニーの元恋人で俳優のエレン・バーキンの証言の詳細が明らかになった。

 ご存じの方もいると思うが、1998年米公開の映画『ラスベガスをやっつけろ』で共演したジョニーとエレンは、撮影を終えたあと数ヵ月間交際していた。エレンによると、交際を始めた当初、ジョニーとはプラトニックな関係だったが、やがて性的な関係になっていったという。

画像: ジョニー・デップ元恋人の新たな証言が明らかに

 「彼は私の家のリビングルームで私に迫ってきて、膝の上に引き寄せ、『いいだろ、エレン』とか、そんなようなことを言いました。(それに対して)私はちょっとだけ抗議をして、そのうち(抗議を)しなくなりました」。この「抗議した」という発言を明確にするよう求められたエレンは、性的暴行を受けたわけではないことをはっきりさせたうえで、「彼は私にクエイルード(鎮静睡眠薬)を渡して、ヤリたいか?とたずねました」と語った。

 また、ジョニーと交際していた頃、彼と週に2〜3回会っていたというエレンは、ジョニーは“酒を飲み過ぎだ”と感じていたことも明かしている。交際中、ジョニーが怒鳴ったり、口汚く罵ったりすることもあり、ラスベガスのホテルに滞在していたとき、カッとなったジョニーが酒のボトルを投げたこともあったという(※エレンいわく、彼女に向かって投げたわけでない)。

 「彼は嫉妬深くて、支配的な人でした。『どこに行くんだ?誰と何をしに行くんだ?昨日の夜は何をしたんだ?』と聞いてきました。私の背中にあった引っかき傷を見た彼は激しく怒り、私が彼以外の男とセックスしたときにできたものだと言い張りました」と、ラスベガスのホテルでの一件について振り返った。

 この出来事のあとジョニーと別れたエレンは、それから10年以上が経過したカンヌ国際映画祭で偶然再会するまで、彼と二度と会うことはなかった。ちなみに、カンヌで再会した際に、ジョニーとお酒を飲みながら少し話をしたというエレンは、ジョニーが自分にした仕打ちについて面と向かって伝えたが、ジョニーは気にする素振りもなく、むしろ性的な雰囲気に持っていこうとしていたとも主張している。(フロントロウ編集部)

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