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『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚であるドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が、高評価を得ている。(フロントロウ編集部)

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』がすでにファンの心鷲掴み

 大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』より200年前を描いたスピンオフドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が、ついに放送開始! 日本ではU-NEXTで配信開始となった本作は、アメリカではHBOで放送、HBO Maxで配信となっており、本作の人気なのか、単純に技術的問題だったのかは不明だが、配信時にはHBO Maxがクラッシュした。

 大ヒット作品のスピンオフには高い期待が寄せられるため、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はその期待に応えられるのかと、公開前には不安の声もあったが、どうやらそんな心配はご無用! 多くの海外メディアは、第1話について良い評価をつけている。

 イギリスのDigital Spyは星5つの満点評価。

画像1: 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』がすでにファンの心鷲掴み

 レビューでは、『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章であるシーズン8が非常に厳しい批評を受けたことについて触れたうえで、「『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、傷つけられたシリーズの評判から自由になったか?端的に言って、イエス。長く言って、マーーーーージでイエス!第1話は完璧だった。胸を張って言える」と太鼓判。

 本作では、キャラクターの性格やしぐさなどが細かくデザインされているため、それは特定のシーンや展開へ、感情面で大きなインパクトを与えているという。またもちろん、ドラゴンのデザインも最高。制作陣は、「疑っていたファンたちに、『ゲーム・オブ・スローンズ』の黄金時代を思い起こさせる」と評価した。

 アメリカのIndie Wireは、B-の評価。

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 レビューでは、キャラクターたちの入り組んだ関係性から生み出されるドラマや、セットデザイン、衣装デザイン、ドラゴンのデザインを絶賛。さらにIndie Wireは、本作の制作局がHBOであることに注目。HBOは良質なドラマを手掛けてきたとして評価を受けている制作局であり、「それぞれのHBOによるドラマが成功していること」が、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』における今後の展開を引き起こしていくだろうとした。

 イギリスのThe Guardian は、星5つ中4つをつけた。

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 レビューでは、「『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、前作がそうであったように、政治的な7面のチェスのゲームになれると見える。多くのファンを疎外することなく、頑固なファンタジーファンに完璧な褒美を与えるようにデザインされていることが、本作を最高評価に導くだろう」とし、作品は幅広い層から評価されるだろうと予想。

 「端的に言って、『ゲーム・オブ・スローンズ』の全盛期のような感じ。楽しく、前へ進んで行き、見栄えが良く、まあまあの出来。(前作が)大成功のなかで、異様な低評価を受けた最終回の後では、これは安心」だと綴られ、「総合的に見て、良い時間が来た」とされた。

 アメリカのColliderは、B+の評価。

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 俳優たちの演技力やドラゴンの存在感によって、すでに本作によって夢中になっているようで、レビューは、「法廷政治や、権力闘争の陰謀は、あなたを惹きつけるのに十分だろう。私は、もっと多くのエピソードを欲しているし、キャラクターたちの運命を知りたい。私たちはデナーリスの目を通した民族的王朝としてのターガリエン家しか知らなかったが、その家系の最盛期を見るのはエキサイティングだ。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を好きになるには十分で、今後も見続ける。ドラゴンたち、俳優たちの強み、ストーリーのツイストによって、私たちが次にどこへ向かうのか知りたくて仕方がない」と、作品への愛がひしひしと伝わってくる感想となっていた。

 多くの批評で、それぞれのキャラクターたちの性格の奥深さや、関係性の複雑さ、そしてドラゴンや衣装、セットのデザインが高く評価されており、制作陣は『ゲーム・オブ・スローンズ』の良かった点を抽出して、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に活かしているという意見が多い。もちろん、『ゲーム・オブ・スローンズ』のように最後がファンや批評家から酷評されるという展開は避けてほしいが、今のところ期待できそう。

(フロントロウ編集部)

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