エリザベス女王が“そっくりさん”と間違われる
世界中の人が顔と名前を知っていると言っても過言ではない英王室のエリザベス女王だが、過去に“そっくりさん”と間違われたことも。エリザベス女王は、ノーフォーク州サンドリンガムに所有する私邸サンドリンガム・ハウスで冬を過ごすことで知られるが、そこで地元の老婦人に人違いをされたときのエピソードをアーティストのジュリエット・パネット氏が英The Mirrorに明かした。
ある年、サンドリンガム・ハウスで過ごしていたエリザベス女王は、アフターヌーンティーの際に食べるケーキがないことに気づくと、自ら村の商店に買い出しへ。
エリザベス女王といえば頭にスカーフを巻くスタイルが定番だが、このときもスカーフを巻いていたそうで、見る人によってはエリザベス女王であることは一目瞭然だったが、まさかこんなところで女王と出くわすとは思っていなかったのだろう。エリザベス女王が店に入ろうとすると、見知らぬ老婦人が「あら、女王様にそっくりね」と声をかけてきたそうで、それに対し、女王はこう返したという。
「(女王に似てるだなんて)なんと心強いことでしょう」
正体を明かせばパニックになりかねないので、話を合わせることにしたのだと思うが、なんとも粋な返し。そして、何事もなかったかのようにそのままお目当てのケーキを買って帰ったそう。
ちなみに、エリザベス女王が一般人に気づかれなかったのはこれが初めてではなく、ある日、バルモラル城の外を散歩していたところ、アメリカン人観光客のグループから“普通のおばさん”と間違われたうえに、「エリザベス女王に会ったことはあるか」と聞かれ、「私は会ったことがないけど、(自身の護衛を指して)彼は女王と会ったことがあるんですよ」と答えたという逸話もある。(フロントロウ編集部)