いま注目の「膣内フローラ」とは?
腸内フローラとも呼ばれる腸内細菌を整える「腸活」は、美容や健康にさまざまなメリットがあるとされており、近年日本でもブームとなっている。そんな腸内環境を整えることが健康維持に重要だとされるなか、いま海外で新たに注目を集めているのは、膣内細菌(膣内フローラ)を整える「膣内環境ケア」。
じつは子宮や膣内にも善玉菌と悪玉菌が存在しており、これらの菌のバランスのことを「膣内フローラ」と呼ぶ。
一般的に女性の健康な膣には、バランスを正常に保つ「自浄作用」が備わっているが、ストレスや女性ホルモンの変動、膣の過剰な洗浄などでバランスが乱れてしまうと、膣内のpH値が高まり、悪玉菌が増殖。ニオイ、かゆみ、乾燥などのデリケートゾーンのトラブルが起こりやすくなるそう。
そんな膣内フローラを整えるカギとされているのは、膣内の善玉菌とされる「乳酸菌」。
ニューヨーク工科大学の総合保健科学部でプロバイオティクスに関する研究を行っているミンディ・ハール博士は 「プロバイオティクス(善玉菌)には、膣のpHバランスの変化によって促進される膣トラブルの改善に有効である可能性を示す有望な研究が、ここ数年でいくつか発表されています」と米Healthでコメント。
なかでも乳酸菌(デーテルライン桿菌)は、膣をpH4.0前後の酸性に保ち、悪玉菌や細菌の増殖を防ぐ役割を持っているそうで、サプリメントなどで毎日取り入れることで、膣内環境をケア。膣の健康をサポートしてくれるという。
日本製の膣内環境ケア用サプリも続々登場
近年、日本でも膣内環境ケアが徐々に注目を集め始めており、女性特有の悩みに寄り添った「乳酸菌配合」のサプリも発売されている。今回はそのなかでも人気のアイテムを厳選してお届け。
セレブリスタ「ココラクト」
セレブリスタの「ココラクト」は、日本で初めて膣内環境ケアに働きかけることが報告された乳酸菌配合のサプリメント。世界30ヵ国以上で使用されている乳酸菌「GR-1」「RC-14」を1粒あたり10億個配合し、理想的な膣内環境(膣内フローラ)に導いてくれる。
ミライト「乳酸菌UREX(ユーレックス)」
ミライトの「乳酸菌UREX(ユーレックス)」は、女性特有の悩みに寄り添うサプリメントタイプの乳酸菌。2種類の役割が異なる乳酸菌をバランスよく配合し、膣内フローラの正常化をサポートしてくれる。
膣内環境はとてもデリケート。女性の健康をサポートするためにも、膣内環境ケアの新習慣としてサプリメントを取り入れてみるのもいいかも。(フロントロウ編集部)