超高評価の英サッドコムが日本上陸
英国アカデミー賞(BAFTA)で作品賞を含む3部門にノミネートし、Rotten Tomatoesで95%評価を獲得し、早くもシーズン2の制作が決定している『超サイテーなスージーの日常』は、ハッキングによってヌード写真が流出した俳優のスージー・ピクルスの人生崩壊を“悲しみの5段階”をモチーフにしたエピソード展開で追っていくサッドコム(=悲しい(サッド)なテーマをコミカルに描く作品)。
本作の魅力は、女性の本音や欲求を女性視点でオブラートに包まずダークコメディたっぷりに描いていること。あるエピソードで、“テレビ史上最も長い女性のマスターベーションシーン“があると言えば、このドラマがどれほど挑戦的かわかってもらえるだろう。そしてもちろん、この自慰は完全に女性視点で描かれていてセクシーなところなんてひとつもない。
ショービズ界でも評価は高く、ドラマ『Fleabag フリーバッグ』のクリエーター兼主演のフィービー・ウォーラー=ブリッジはあまりに好きすぎて、『超サイテーなスージーの日常』のクリエイターである主演ビリー・パイパーと脚本家のルーシー・プレブルと雑誌対談まで実施。さらに、ドラマ『キリング・イヴ』や映画『最後の決闘裁判』で女性視点で描かれたストーリーを演じているジョディ・カマーや、イギリス人の妻の影響で英ドラマを多く見るようになったというジョージ・クルーニーも本作を大絶賛している。
日本の芸能界からコメント到着
※50音順に掲載
大九明子(映画監督)
世間て奴はバカに親子愛だの夫婦愛だのと愛をなすりつけて来るじゃねえかうるせえな、と思ってる人は、最後にスージーが連れて行ってくれる場所にたまらない安堵をおぼえることでしょう。
ディズニー・プリンセスもモニカ・ルインスキーもスージー・ピクルスも“チーム女性”の一員。
太田莉菜(女優・モデル)
ヒリヒリしながら生きている。
自分の人生だから大丈夫、でもいつも自分が何者なのかわからない不安な感覚と共に自分に振り回されている。
日常化した違和感をもつ感覚はスージーや私が異常だからなんだろうか。
30代の様々な人生を送る女性へ向けた正直さがダダ漏れのハードコアなプレゼントのようなドラマ。
頭を殴られるような衝撃に包まれながらスージーと共に私も生きるぞと励まされる。
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
人間は生まれるのも死ぬのもひとりだという、誰もが目を向けたくない真実を、スージーに教えてもらいました。
友達にはなれそうにないけれど彼女に感謝しています。
瀬戸あゆみ(モデル/Dear Sisterhoodディレクター)
1話1話が疾走感がありスリリングで、どんどんスージーの人生に引き込まれる。
スージーと一緒に苦悩し、絶望し、女性のリアルな欲求にも面と向かわせられ、あっという間に1シーズン全8話を完走。
次シーズンも絶対に観たいドラマ。
竹中夏海(振付師)
え?みんなスージーのこと嫌いなの?なんで??
そう思って日本版配信のニュースを開いたら「イタすぎる女の日常公開!?」だって。
やってらんねぇよ、アラフォー女が自分に素直に生きたら"イタい"とされる世界、こっちからお断りだ。
ちょっとスージーと一杯飲んでくるわ
LiLiCo(映画コメンテーター)
ハッピーの押し売りと逆の発想。
こっちのほうがリアルで共感しやすい。
スージーみたいに人は失敗したり、
後悔することをしてしまったりと。
でもそれらから学び、自分を取り戻す。
困難を知ってこそ幸せが倍増!
生きていることが宝物♡
ブルボンヌ(女装パフォーマー)
人生には本当にまさかの暗転がある。
スージーの選択が正しいとは思わないけれど、全て正しくなんて生きられないのはお互い様。
彼女の失敗を笑いながら、曖昧にしてきた関係や想いを突き付けられるのは私たち。
笑いながら、笑えない。救いがないのに、救われる。
コメディドラマ『超サイテーなスージーの日常』(全8話)は本日9月5日(月)より「スターチャンネルEX」にて独占で配信開始。毎週月曜に新エピソードが更新されていく。合わせて、「BS10 スターチャンネル」でも10月11日(火)より放送が開始する(10月8日に第1話先行無料放送)。(フロントロウ編集部)