キャサリン妃はなぜエリザベス女王に会いに行かなかったのか?
現地時間9月8日、イギリス国民のみならず世界中の人たちから愛され親しまれてきたエリザベス女王が静養先のバルモラル城で息を引き取った。享年96歳。エリザベス女王は長男のチャールズ皇太子(チャールズ新国王)ら家族に見守られるなか、「穏やかに亡くなられた」(※英王室の公式発表より)という。
エリザベス女王の健康不安を受けて、スコットランドに到着したウィリアム王子は自らハンドルを握ってバルモラル城へ。ウィリアム王子が運転する車にはエリザベス女王の次男アンドルー王子、三男のエドワード王子とその妻ソフィー妃も同乗していたが、キャサリン妃の姿はなかった。
キャサリン妃はエリザベス女王ととても親密な関係を築いていたことで知られており、女王と直接連絡を取り合うことができる数少ない人物のひとりだったと言われている。恐らくキャサリン妃も最期に立ち会いたかったはずだが、学校の新学期が始まったばかりの子どもたちのことを考えて、自宅に残ることにしたのだという。
ご存じの方もいると思うが、ウィリアム王子一家はこの夏、ロンドンのケンジントン宮殿から、エリザベス女王の現在の住まいであるウィンザー城の敷地内にあるアデレード・コテージに引越しをした。それに伴い、長男のジョージ王子と長女のシャーロット王女は新しい学校に通うことになり、次男のルイ王子も同じ学校のプレ・プレップスクールに入学することになった。
米Peopleによると、エリザベス女王が亡くなったのと同日の8日が学校の初日だったため、エリザベス女王のもとへはウィリアム王子だけが向かい、キャサリン妃は新しい環境で新しい学校に通う子どもたちのサポートを優先することにしたそう。8日の午後には、キャサリン妃が自分で車を運転して、子どもたちを学校に迎えに行くところを目撃されている。
ちなみに、ウィリアム王子の弟ヘンリー王子も急きょ予定を変更してバルモラル城へ駆けつけたが、最期を看取ることはできなかったと伝えられている。(フロントロウ編集部)