ファッション史に残るショーと大絶賛
今回のファッションウィークで最も話題になったと言っても過言ではないのが、コペルニ(Coperni)の2023年春夏コレクション。90年代に大流行したクレージュ(Courrèges)の復活の立役者であるセバスチャン・メイヤーとアルノー・ヴァイヤンによるコペルニは、今回も1,000個のガラスの破片を繋ぎ合わせて作ったドレスや、ブランドのアイコンバッグであるスワイプバッグを1キロの金塊で作るなど話題になるアイテムを続々と発表。
すでに注目を集めるものを序盤から続々と登場させてきたコペルニだったが、最後の最後にファッション史に残る演出と大絶賛された出来事が。
それは、モデルとなったベラ・ハディッドの体にスプレーを吹きつけ、即興ドレスを作ったこと。フィナーレでベラが下着だけというほぼ全裸の状態で登場し、何が行なわれるのかと思いきや、そこからデザイナーの友人である科学者のマネル・トーレスが同僚と登場し、裸のベラにスプレーを吹きつけ、純白のドレスを着させた。
Bella hadid cerró Coperni SS23 con ella entrando desnuda a la pasarela para que le creen un vestido con spray en vivo realmente acaba de marcar HISTORIA pic.twitter.com/Se4gMLGb0q
— faith in the future (@onlythebravexgv) September 30, 2022
このサプライズにはファッションファンだけでなく、多くの人が度肝を抜かれ、各所で大きな話題に。
この演出はリハーサルは一切行なわれなかったことをベラが明かしており、本番1発勝負だったよう。
コペルニはこのチャレンジに挑んでくれたベラに「ベラ・ハディッド、私たちの心と体に永遠に刻まれるであろう、この魔法のような瞬間をありがとう。あなたの信頼と愛、そして最高のパフォーマンスをありがとうございました。私たちは、みんなで作り上げたものをとても誇りに思っています」とインスタグラムで感謝。
一方のベラもこのようなファッション史に残る機会を与えてくれたコペルニに「他の人よりも大切な人は1人もいません。協力してこそ、魔法を生み出せるのです...。すべての愛に感謝します。まだ言葉が出ません!」とインスタグラムで感謝し、いまだに感激していると語った。(フロントロウ編集部)