アラン・リックマンがトム・フェルトンをスネイプ先生ばりに一喝
映画『ハリー・ポッター』シリーズのマルフォイ役で知られる俳優のトム・フェルトンが、スネイプ役のアラン・リックマンに撮影現場でガチギレされたことを、自身のインスタグラムにアップした動画で明かした。
“事件”は映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の撮影中に起きた。アラン演じるスネイプ先生は床に引きずるほど裾が長いローブを着ていることで知られるが、トムはそのローブの裾を何度か誤って踏んでしまったという。そして、そのことが原因でアランからスネイプ先生ばりに一喝されることに…。
自伝『Beyond the Wand:The Magic and Mayhem of Growing Up a Wizard(原題)』の宣伝を兼ねた動画で、トムはアランに叱られたときのことをこう振り返っている。
「アラン・リックマンにはっきりと言われました。『俺のマントを踏むな(原文:Don’t step on my fucking cloak)』と。僕はちょっと笑ってしまいました。近くにいたデスイーター(死喰い人)役の人たちと、『彼(アラン)は冗談を言っているのか?』と顔を見合わせました。冗談でないことはすぐにわかりました」
そして、デヴィッド・イェーツ監督が次のテイクでトムに“アランにできるだけ近づいて歩いてくれ”と指示したことで、状況はさらに悪化した。最初こそ順調だったが、大広間の半分くらいまできたところで、再びトムがアランのローブの裾を踏んでしまったのだ。しかし、今にして思えば、アランが怒るのもよくわかるとトムは話す。
「彼のマントは首のあたりに付いているということを考慮する必要があります。かわいそうに、もう少しで殺してしまうところでした。ちなみに、(マントを再び踏んでしまったとき)彼は振り返って、あなたが決して見たくないような顔をしました」
幸いにも、次にアランのマントを踏んだのはトムではない“他の誰か”だったため、トムに対するアランの怒りは収まったが、「でも、『俺のマントを踏むな』というあの言葉は一生忘れません」とトムは語っている。
トムはかつて、アランとの共演は“最高に楽しくて恐ろしい”と言っていたが、今回、ファンはその理由のひとつを知ることとなった。(フロントロウ編集部)